「熊本連鎖地震」納まったと思った瞬間に本震!家に戻った被災者を直撃

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   久保田祐佳キャスターが「熊本地震で視聴者から一番多い質問は『災害、いつまで続くんだろうか』ということなんですけど、どう見ていますか」とNHK防災担当デスクの菅井賢治記者に聞く。

   「異例の災害だと思います」といって、菅井記者はあるデータを紹介した。これまで比較的規模の大きいとされる地震の余震の回数だ。東日本大震災は4日目までに100回程度、阪神・淡路大震災が70回程度だ。ところが、熊本地震は発生1日目が60回程度で、本震後は4日目までで200回を超えた。

「父ちゃん頑張ろうって励ましたのですが、もうダメって言って・・・」

   坂井偵巳さん(68)、あつ子さん(65)夫妻は最初の地震が起きた14日の夜は何とか過ごし、揺れは終息に向かうと考えて、翌日は家族で家を片付けに向かった。そして本震に襲われた。「お家がなくなっちゃったよ。本当にダメになっちゃった。残念で仕方がない」とあつ子さんは嘆く。家族はみな無事だったが、家はつぶれてしまった。

   内村ミツエさん(79)は最初の地震では被害がなかったため、夫と高齢の母3人でそのまま自宅で過ごしていた。本震で夫の宗春さんは家屋に押しつぶされ亡くなった。ミツエさんは「はあ、はあっていう声もどんどん遠くなって、頑張ろう、父ちゃん頑張ろう、助けに来るけんって励ましたのですが、でももうダメって言って・・・」

震災の終息見えない不安

   避難所でとくに不安を感じているのは小さな子供を抱える家族だ。藤本忠和さん(39)、綾子さん(31)夫妻は4歳と1歳の子供と避難所にいたが、子供が情緒が不安定になりたびたび泣き叫ぶようになった。翌朝、藤本さん夫妻は避難所を出て、クルマで生活することにした。

   久保田「緊張と悲しみと不安とずっと向き合わなければならないのです」

   熊本出身の政治学者で、熊本県立劇場の館長でもある姜尚中さんが言う。「災害弱者にとって、震災の終息が分からないということがどういうことなのか、普通の人々がどういう目にあっているのか、私たちも初めて分かった気がします」

ビレッジマン

NHKクローズアップ現代+(2016年4月18日放送「『連鎖』大地震 いのちの危機~現場からの最新報告~」)

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