中年アスリート増加中・・・仕事だけの人生じゃつまらない!ゆる~い新種目からハードなトライアスロンまで

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   40代、50代男性のランニング人口は15年間で2倍近くに増えて150万人になる。サイクリングも2倍以上の60万人だ。ウォーキングシューズの主な購入者も中高年だという。「こんな競技までというものもあります。背景には何があるんでしょうか」と小郷知子キャスターが取り上げた。

「素の若者と触れ合い、部下や後輩との接し方わかってきた」

   最近、「ゆるーいスポーツ」がいくつも開発されているそうだ。たとえば、手錠を付けてプレーする「手錠バレー」、ハンドソープを手につけ、滑りやすい状態でハンドボールをする「ハンドソープボール」。得意な人と苦手な人の差を少なくして、誰でも楽しめるようにするのが目的だという。

   「ウォーキングタグラグビー」は走るのは禁止で、タックルのかわりに腰に付けたタグを取る。サークルで活動する会社員男性は、仕事の後輩の指導や接し方に悩んでいたが、サークルで素の若者たちと触れ合うことで、現代っ子の感覚が少しずつわかってきたそうだ。「いまは『ちょっと下がって見てみよう』と考えたり、自分の心に余裕が出てきた気がします」

「会社にとらわれないで輝ける自分が見つかった」

   その一方で、ハードなトライアスロンも中年の参加者が増えている。今月(2016年5月)に広島で行われた大会は、7割が40代以上だったという。その一人、中野皇さん(62歳)はこれまで国内の賞を総なめにし、知らぬ人がいない「鉄人」だそうだ。

   大手エンジニアリングメーカーで働き、40歳で友人に誘われてトライアスロンをはじめた。あくまで仕事の息抜きといった感覚だったが、45歳でまったく畑違いの部署に異動になったのをきっかけに取り組み方が変わった。これ以上の出世は望めないと「みじめで情けない」気持ちになって、「イライラ、ピリピリしていた」(妻の典子さん)。気分を紛らわそうと没頭したのがトライアスロンだった。練習を重ねて記録を更新して行くうちに、「自分のなかの世界で、やればやるだけ記録が伸びるので、それがとてもおもしろかった」「会社にとらわれないで輝ける自分が見つかった。(自分の)可能性がふくらんだ」(中野さん)

   会社は50歳で辞め、仲間の体のケアができる鍼灸師になった。

   ゲストの森脇健児(タレント)はこう話す。「ボクはタレントをやっていて、20代のときに波がガンと来て上がり、30代でどんと落ち込んだんですね。事件や事故、スキャンダルもなかったのに。レギュラー12本が1本になって、東京から京都に戻り、することもないので朝昼晩走っていました。厳しい練習メニューを消化したりするとタイムがだんだんよくなって、自分に自信が出てきたんです。前向きになり、腐ることがなくなり、タレントとして復活できるんじゃないかという自信も芽生えてきました。まあ3年、5年では無理で、15年以上かかってますけどね(笑)」

NHKクローズアップ現代+(2016年5月17日放送「お父さんが『アスリート』デビュー!?脱『単線人生』のすすめ」)
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