舛添都知事逃げ切り作戦!第三者丸投げ、6月15日都議会閉会、380万円ボーナス・・・

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   週刊文春が始めた舛添要一都知事のカネの問題は他のメディアまで巻き込み、「ヤフオク!で美術品購入」(フジテレビ他)、「別荘用にエステマ購入」(産経新聞)、「似顔絵まんじゅう購入」(毎日新聞)など次々に舛添氏の「カネの亡者」ぶりが暴かれている。

   今週の週刊文春では「舛添に裏切られた人たちの証言」を集めている。都知事選で選対本部長を務めた栗本慎一郎氏は、ある支持者から1000万円の寄付の申し込みがあったが、カネの配分の時、舛添氏が全額自分のものにしようとして支援者が嫌気がさし、立ち消えになったと話している。舛添氏の幼なじみで小中高の同窓生も「昔から金銭面は本当にケチでしたね。財布を出すところを一度も見たことがありませんし、食事を奢ってもらったこともありません」といっている。

   八幡高校同窓会関係者が、都知事に就任してから、舛添氏のキャラクターを活かしたまんじゅう「東京世界一。黒糖まんじゅう」を販売しようと計画したが、この計画を聞いた舛添氏が「ロイヤリティー(特許料)をよこせ」といってきて、みんな嫌気がさして関わらないようにしようと決めたと話している。

   そんな四面楚歌だと思われる舛添氏だが、意外や意外、週刊新潮で都政担当記者が「自民党が今後も支える意向を示しているので、舛添さんの本心は余裕綽々」だというのである。

   <「6月末には、約380万円のボーナスが支給されますし、すぐに都知事の職を投げ出すわけがない。(中略)今回の問題は、都議会の定例会が終わる6月15日過ぎに、お手盛りで選ばれた第三者調査が違法性はないと発表し、幕引きを図るに違いありません」>

   自民党は参院選の準備で忙しく、舛添氏になんか構っていられないというのが本音であろう。いまだにメンバーの名前さえ明らかにしない第三者委員会が「舛添に違反あり」などという結論を出すことはあり得ない。都議会が終わったら公費を使って海外へ逃げ出して、ほとぼりの冷めるのを待つ作戦なのであろうが、そうさせないために3の矢、4の矢を週刊文春に期待するしかないのだろうか。

「会えるアイドル」「触れるアイドル」若い女の子危険にさらすビジネスもうやめよ

   東京・小金井市のライブ会場前で、冨田真由さん(20)がストーカーの岩埼友宏(27)にメッタ刺しにされた事件は、秋元康が始めたAKB商法の危なさを浮き彫りにした。

   亜細亜大学3年で、シンガーソングライターでもあるアイドル・冨田さんに、京都で造園会社に勤めている岩埼が惚れ込み、腕時計をプレゼントしたり、彼女のツイッターに執拗に書き込みをしていた。あまりのしつこさに冨田さんはプレゼントを岩埼に返し、ツイッターをブロックした。可愛さ余って憎さが百倍の岩埼が、富田さんを待ち伏せして襲いかかり、刺し傷は首や背中など約30か所にも及んだという。5月に入って、冨田さんと家族は警視庁に相談していたそうだが、事件化しない限り警察は何もしてくれない。

   2年前にもAKB48のメンバー3人が握手会でノコギリを持った暴漢に切りつけられる事件が発生して、こういう「商法」が問題化した。だが、こうしたアイドルのキャバクラ化は広がるばかりである。「会いに行ける、手に触れることができるアイドル」を謳い文句に、握手会だ、総選挙だとファンからカネを奪い取り、いくらカネを使ったかでその娘への忠誠心を測るあくどいやり方が、こうした犯罪を生むことにつながるのは当然である。

   週刊新潮で精神科医の片田珠美氏もこういっている。

   <「彼女たちは、触れることのできる生身の女性として、ファンの前に現れた。『本当に恋人になれるかもしれない』と幻想を抱かせる本物の恋愛対象になってしまったわけです。またSNSで直接やりとりできることも、ファンが自分とアイドルが距離的に近いと勘違いする原因になっている。AKB商法は幻想ビジネス。そこに今回のような事件が起こる危険性を孕んでいる」>

   秋元氏は若い女の子たちを危険にさらすようなビジネスは即刻止めようというべきだ。さもないと同じような事件が再び必ず起きる。

日本会議会長「目的は憲法改正。でも、安倍政権の応援団ではありません」

   サミットで安倍首相は、世界経済はリーマンショックの時と似てきていると各国首脳たちを「説得」しようとしたが、同意を得られなかった。何とか消費税値上げを延期するための理由がほしかったのであろうが、サミットを利用するとは呆れ果てる。

   けさ27日(2016年5月)の新聞各紙は安倍首相は「消費税延期」を決断したと報じ、朝日新聞は「同日選も見送り」と報じている。野党も消費税増税を延期すべきだと主張しているのだから、これ自体は争点になりようがない。それともアベノミクスは成功したのか、失敗したのかを問う選挙にするのだろうか。

   安倍首相を支え、改憲を目論む勢力に「日本会議」という組織がある。先週に続いて週刊ポストが「日本会議」に関わっている人たちに聞いて歩くが、なかなか話をしてくれない。ようやく日本会議会長で杏林大学名誉教授の田久保忠衛氏がインタビューに答えてこう話している。

   <――日本会議とはどのような活動をする団体ですか。

   「我々の一つの大きな目的は憲法改正にあります。(中略)日本が自国を防衛するという視点に立つとき、障害になるのが憲法9条です。だからよりよい憲法を自分たちで作ろうというのが大きな目的です。(中略)我々の目的を達成するために、(改憲に前向きな)安倍政権の今を好機と捉えて、講演、啓蒙活動などを大々的に展開しているのです」>

   自民党や安倍政権と「日本会議」の関係は世間の人が見るほど密接なものではありませんと否定するが、どう見ても今の政権と表裏一体に見える。「日本会議」が生長の家に牛耳られているというのは的外れだともいっている。

   これに対して『日本会議の研究』の著者・菅野完氏は、<「冷静に見て、日本会議の主張に政権がなびいているのは否定しがたい。それなのにそう見せないのは、全体をコントロールするトップや事務方の有能さにある。椛島事務総長ら生長の家出身の事務方幹部が取材に答えないのは、そこに本丸があるからということでしょう」>

   安倍首相の参院選で大勝して憲法改正へとなだれ込むという「戦略」には、いくつもの綻びが出てきている。安倍首相には参院選で大敗して辞任という悪夢が再び甦ってきているのではないか。

トルーマン元米大統領の孫の慧眼「オバマが求められているのは謝罪ではなく、何があったかを正直に認めること」

   オバマ大統領が広島を訪問したが、同行するはずだった旧日本軍捕虜の米男性の訪問は中止になった。彼が日本のメディアに「戦争終結のために原爆投下はやむを得なかった」といったことがオバマの機嫌を損ねたのかもしれない。

   「ニューズウィーク日本版」に原爆を投下したトルーマン大統領の孫、クリフト・トルーマン・ダニエル氏(58)の長時間インタビューが載っていて読み応えがある。

   彼の母親はトルーマンの一人娘だ。ダニエル氏は、被爆者で後遺症に苦しみながら回復を祈って千羽鶴を折り続けた佐々木禎子さんの兄と知り合い、子どもたちを連れて広島に行った。以来、広島、長崎の被爆者の体験をアメリカに伝える活動を続けている。

   アメリカでは、いまだに先の米男性のように、戦争終結のために原爆投下は仕方なかったという考えが大勢である。ダニエル氏はトルーマンの孫ということで、「トルーマンの決断についてどう思うか」と何度も聞かれてきた。

   <「私は被爆者に向かって、原爆投下は素晴らしい考えだったと言ったりはしない。しかし一方で、太平洋戦争を戦ったアメリカの退役軍人に対し、原爆投下が間違っていたと言うこともできない。私はその真ん中で身動きができなくなっており、息子も同じなのだと思う。私たちにとって、あの決断が正しかったかどうかという問いは、その後に相手の立場を理解することや、何が起きたかを伝えていくことの大切さに比べれば重要ではない」>

   トルーマンの孫であることで彼はどれだけ苦しんできたのだろう。オバマ大統領の広島訪問については「素晴らしいことだ。そう思わない理由がどこにあるだろう」と答えている。

   そして、オバマ大統領がやるべきは

   <「謝罪は求められてはいないのだと思う。求められているのは、何があったかを正直に認めることだ。(中略)オバマ大統領はこういう言い方もできるかもしれない。アメリカはすべきと思うことをやった。だが、それがもたらした傷についても認めないといけない」>

   インタビュアーの小暮聡子氏(ニューヨーク支局)の祖父は戦時中、岩手県釜石市にあった連合軍捕虜収容所の所長を務め、戦後は収容所の管理責任を問われB級戦犯になっている。小暮がこう結ぶ。

   <ダニエルはインタビューの中で、被爆者の中には本当は今も怒りを抱いている人もいるだろうと遠慮気味に口にした。アメリカでは原爆正当論は根強いが、少なくとも彼は被爆者の心情を理解しようとしている。翻って日本人は、アメリカがなぜ原爆投下を正当化するのかを十分に考えてきたと言えるだろうか>

   断片しか伝えられないが、このインタビューは今週のどの週刊誌の記事より秀逸である。

榮倉奈々と賀来賢人「銀座デート」友人たちと分かれてマンションへ

   フライデーは榮倉奈々(28)と賀来賢人(26)が銀座で仲良くデートしている写真を掲載している。といってもピンとこない(私もそうだが)人に2人の説明をしておこう。

   榮倉はタレント&ファッションモデル。NHK連続テレビ小説「瞳」に主演し、「99.9 刑事専門弁護士」(TBS)に出ているそうだ。賀来は女優の賀来千香子が叔母にあたり、2015年放送の大河ドラマ「花燃ゆ」で新撰組・沖田総司を演じた。

   <バーで一緒だった友人たちに別れを告げると、賀来は榮倉とタクシーに乗車。彼女のマンションへ向かったのだった>(フライデー)

   週刊文春は先頃フジテレビを退社してフリーになった「カトパン」こと加藤綾子を「原色美女図鑑」と阿川弘子の対談に起用している。「ダルビッシュ有との仲は?」と聞く阿川に、加藤は「してないです」。つまらん!

   週刊新潮は外務省の事務次官に内定した杉山晋輔外務審議官(63)のことを「杉山といえばロウソク」だから、「就任なら日本は恥ずかしい」と書いている。何のこっちゃ?

   鈴木宗男元内閣官房副長官の著書「闇の権力の執行人」の中に、杉山氏のことをこう書いているそうだ。<料亭では、裸になって肛門にロウソクを立て、火をつけて座敷中を這い回るという「ろうそく遊び」なる下劣な座敷遊びに興じていた>

   何とまあ、粋な遊びをしはる人やろう。サミットで各国首脳たちに披露したらよかったのに。

日経競馬記者・野元賢一やっぱりスゴい・・・オークス的中!さて、ダービーは?

   【蛇足】先日、映画「スティーヴ・マックィーン THE MAN&LE MANS」を観た。彼が情熱を注いで作った映画「栄光のル・マン」の裏側を描いたドキュメンタリーである。莫大にかさむ費用、監督との離反、出演レーサーの大事故、妻の浮気など、次々にハプニングが、映画スターとしての地位を確立していた絶頂期のマックィーンに襲いかかる。

   それでも彼は、24時間耐久レースの過酷な現実を観客に見せ、体感してもらおうと死力を振り絞る。映画が完成すると、あれだけ好きだったレースには2度と戻らなかったという。

   ここには間違いなく1本の映画に命をかけた「THE MAN(男)」がいた。われわれの青春時代は3S(スピード・スリル・セックス)こそが男の理想だった。マックィーンのようになりたいと心から思っていた。青春が甦った。マックィーンはわずか50歳、がんで亡くなっている。

   【ついでに】先週、日本経済新聞の競馬記者・野元賢一氏の競馬記事が当たると紹介した。日曜日(5月22日)は3歳牝馬の祭典「オークス」がメインレースだった。さっそく日経を買ってきて野元氏の予想を見ながら競馬をやってみた。

   結果は評判に偽りなし。すごい! 野元氏のいいところはメインレースの「オークス」こそ6頭の馬に印をつけていたが、その他は◎〇×注の4頭にしか印をつけない。たしかに4頭以外が連に絡むこともあるし、◎〇は人気馬であることが多いから、穴馬が好きな競馬ファンには向かないかもしれない。

   だが、12レース中、彼が◎〇をつけた馬のどちらかが絡んだレースは9レースもあった。そのうち◎〇で来たレースが4レース。12レースは〇の2番人気、無印の4番人気で馬連2630円をつけている。つまり、野元氏の◎〇から流せば12レース中9レースはほぼ取れたということだ。

   「オークス」はシンハライト◎、チェッキーノ〇で決まった。私はビッシュ(3着)から買ったからダメだったが、彼の予想のうまさは本物かもしれない。今週の「ダービー」の彼の予想が楽しみである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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