2024年 4月 19日 (金)

<朝が来る>(フジテレビ系)
幸せな家庭にある日現れる「私の息子を返してください」・・・養子縁組の難しさ描く東海テレビ「大人ドラマ」期待できそう

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   東海テレビ制作の「オトナの土ドラ」第2弾である。第1弾の「火の粉」が面白かったので、第2弾も期待を持って見始めた。結果は期待にたがわず、なかなか見ごたえがある。東海テレビはこの時間枠のドラマ定着にひとまず成功したと言えるだろう。

   幸せな家庭生活にある日、不意にポツリと一点の黒いシミが生じてそれがだんだん広がり、隠されていた影の部分が浮き上がってきて平穏な日常を揺るがしていく、という作りは前作と同じだ。

石田えりの温かくて厳しい施設長に安堵

   主婦・佐都子(安田成美)と夫・清和(ココリコの田中直樹)は6歳になる息子の朝斗(林田悠作)と幸せに暮らしていた。そこに「息子を返してください」と金髪の若い女が現れる。実は朝斗は夫妻の間に生まれた子ではなく、生後すぐに養子にした子供だった。

   産みの母は当時14歳で、特別養子縁組支援施設「ベビーバトン」で子どもを産んだのだった。事情を抱えた妊婦に出産まで安心できる場所を提供し、出産後は養子を望む夫婦に引き渡す施設である。ひっそりとした広島の海辺の町にあるその施設を運営するのは浅見洋子(石田えり)がとてもいい。温かく優しいが、妊婦を甘やかすことはなく、それぞれの事情に過度に立ち入ることもない。実際にこうした施設があり、以前にNHKの番組で見たことがあったが、ほぼそのとおりである。

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