危険信号!近ごろ老母が家事を億劫がる・・・要介護の入り口「生活不活発病」
2016.11.02 16:14
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瀬田宙大アナが問いかける。「生活不活発病って知っていますか。厚生労働省調べ(2013年)では、要介護の原因の36%が生活不活発病からだそうです。料理が上手で何でも作っていた母が、この頃作らなくなりレトルト食品頼みになっている。そうじを億劫がる。これ、生活不活発病の第一歩なんです」
体を動かさなくなると全身の機能が衰え、いよいよ動けなくなって、さらに活動が低下するという悪循環に陥り、本当に動けなくなってしまうのだ。気付くのは家族しかいない。
気付くのは家族しかいない!以前とは違う行動チェック
「あさイチ」は地方に一人住まいの母・きよさん、東京で3人家族の息子・ツネオさん(49歳)、妻・まやさん(43)、長男・哲也くん(3)の家族の実例を追ってみる。
産業技術研究所の大川弥生医師はこう話す。「母親の日常行動(朝起きてから寝るまで)を聞き出します。その中で、以前とは違った行動がないかチェックします。きよさんは日課の散歩が夫の脳卒中入院でなくなっていました。また、ツネオさんの海外赴任で上京が減りました。料理の変化もありました」
料理好きだったのに、「立ち続けがつらい」「買い物も面倒」「歩くことが減った」「疲れやすい」と訴えるようになっていた。