「ネット養子縁組」悲しすぎる現場!駅前で赤ちゃん受け渡して200万円

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   「どうも、現役パチプロ清志で~す」と言う男の顔がいきなり大写しになって始まった今回のテーマは、赤ちゃんをネットで斡旋する養子縁組だ。「育ての親はゴロゴロしている。何人でも、何百人でも」と男性は言い放つ。パチンコ必勝法の教材を手掛けてきたが、ネットの赤ちゃん取り引きに乗り出し、「営利目的」として千葉県から9月(2016年)に事業停止命令を受けた。背景には育てられない親と、子どもをほしがる人たちの間で養子縁組が進まない事情がある。

   駅前でひと待ち顔の男がいた。「全国おやこ福祉支援センター」と名乗るNPOの坂口源太代表理事だ。インターネットで斡旋した赤ちゃんの受け渡しの現場がこの駅前で、午前10時の待ち合わせだった。

   40代の夫婦が現れ、やがて赤ちゃんを抱いた女性もやって来た。20代のシングルマザーで2人目の子だが、経済面と親の介護もあり、ネットで見つけたNPOに妊娠中から相談したという。その場で「かわいいですね」「だっこしてあげて」「そしたら、じゃあこのまま」というやり取りがあって、「写真、撮っておきます。はいチーズ」と坂口代表が証拠写真を撮って、女性は泣き続けたが、この間9分ほどで終わった。

登録して4か月後に生後6日の赤ちゃん斡旋

   このNPOは2年前から斡旋を始め、15組が養子縁組したそうだ。自分も養子を迎えたという坂口代表は「相談は200人近い。今は縁組に時間がかかりすぎる」と主張する。

   通常の養子縁組は児童相談所や民間の斡旋団体が、実親と養親希望者に念入りに面談して意向を確認し、養親の審査もしてから間をとりもつ。「全国おやこ福祉支援センター」は養親への家庭訪問は1回、職業や収入の情報はネット登録ですます。実親との面談も1回だけで、生活費200万円を援助する。あっせんに金銭授受はできないはずだが、「生活費」だという。

   坂口代表は「いま2週間に1人の赤ちゃんが全国どこかで遺棄されています。助けられる環境があると知ってもらうだけで、命を救えるんです」と話す。赤ちゃんの遺棄や置き去りは、今年(2016年)だけでも1月に静岡、6月に鳥取、10月に福島、東京と後を絶たない。 26歳の女性は妊娠4か月で出産をためらっていたときに、ネット検索でこのNPOを知った。産まれた子を託すと約束すると、月20万円が入る。「相談のわけは生活費ですと言ったら、淡々とおカネの話をされた」という。縁組相手を「A―年収1200万円、会社経営」「B―1800万円、医師」「C・・・・・・」といったリストから選ぶ。「ラインで選ぶんです。選択肢がないよりはまし」と話した。

   女性側は個人事情を知られたくない気持ちがあり、深いかかわりを持ちたくないという意識が働く。25歳で赤ちゃんを養子に出した女性は「ネットを選びました。他はわずらわしいといえば、わずらわしい」と語った。

   女の赤ちゃんを引き取った夫婦は、9年前に結婚したが子ができず、既存の斡旋団体の面接に行ったら「100人以上が登録しています。5年はかかる」といわれた。「おやこ福祉支援センター」に相談すると、4か月後に生後6日の赤ちゃんを斡旋された。「こういうネットの時代なのかな」と男親がつぶやく。

育てられない親、子どもほしがる人たち

   キャスターの伊東敏恵アナ「このNPOは大阪市から200万円払うのは不適切との指導を受けましたが、あくまで必要経費だといっています」

   産婦人科医の宋美玄さん「自分で育てる選択肢もあると思いますが、200万円を提示されると熟慮する思考力を奪われてしまうのかな」

   日本社会事業大学の宮島清准教授はこう話す。「駅前での受け渡し、面談が1回だけ、お金の話だけで終わるなどは驚きで、複雑な思いや事情があることなのに、これでいいのかと思いますね」

   斡旋団体が届け出だけで参入できる制度に問題はないのか。宮島准教授は「ルールがないのが今の状態」として、強制力を持つ、きちんとした法整備を求める。

   伊東「赤ちゃんの側からして、大切にしなければならないこともあるのではないでしょうか」

   宮島准教授「児童相談所がもっと闊達に動くべきなのですが、それには人と予算がかかります。養子縁組は人生のすべてがかかわることだから、それにふさわしい対応が必要です」

   女性がなぜ赤ちゃんを養子に出すのか、養親側の思いも浮き彫りになったが、少なくとも金銭目的でやることではない。短時間でも面談を何回かやることも可能だし、家庭環境はもっと調べられるはずだ。ルール作りが急がれる。

NHKクローズアップ現代+(2016年11月21日放送「賛否噴出 ネットで『赤ちゃん』をあっせん!?」)

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