2024年 3月 28日 (木)

東京五輪会場は日曜女性禁制のゴルフ場 安倍首相も「女子の競技どうする?」と答弁

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   東京五輪にまたひとつ問題が出た。ゴルフ競技の会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉・川越市)が、正会員に女性を認めていないことが、「男女平等の推進」をうたう五輪アジェンダに触れる、と国際オリンピック委員会(IOC)からクレームがついたのだ。

   小池知事も「この時代に女性が普通にプレーできないというのは、違和感を感じる」と言った。

   話は国会にも及び、丸川・五輪担当相は「組織委も大変重要に受け止めて。霞ヶ関カンツリー倶楽部に対して要請を行う」と。また、安倍首相も「そもそも女子も男子もあるわけですから、日曜日にプレーするのをどうするんだということもあろうと思います」と答弁した。

   霞ヶ関カンツリー倶楽部は、1929年(昭和4年)の創設。日本を代表する名門コースで、戦後1957年には、「カナダカップ」(現在のW杯)の会場にもなっている。が、女性の正会員は認めていない。週日会員と家族会員には女性もいるが、プレーできるのは平日の土曜日まで。日曜・祝日はプレーできない。

   これにIOCが「五輪会場にふさわしくない」とクレームをつけてきた。根拠は、2014年12月のIOC総会で採択された「オリンピック・アジェンダ2020」。アジェンダの改革案の一つに「男女平等の推進」があるというのだ。

東京湾の若洲から埼玉県内陸へ変わった経緯も不透明

   ここへきて、そもそも五輪立候補段階では、東京湾の若洲(都心から6キロ)を会場としていたのが、候補地になった時には霞ヶ関(60キロ)に変わっていた、その変更の過程が不透明だという向きもある。若洲ではおそらく、五輪用に改修する費用が相当にかかるなど理由があったと思われるが、はっきりしない。

   加藤浩次「次から次から問題が出てくる」

   近藤春菜「アスリート・ファーストでしょうが、会員制でなかなか入れないところに入れるのも悪くないかも」

   加藤「倶楽部にしてみれば、やってくれ、いいですよと引き受けたのに、ダメだと言ったら、どういうことというかも。民間だから」

   阿部祐二「倶楽部も総会で、半数以上の了解を得ないといけない」

   宇野常寛「民間のゴルフ倶楽部がどんな会員制だろうと関係ない。でも、五輪の会場になるんだったら、少しは考えろよということ」

   坂口孝則「後から条件がついた。決定の過程をしっかりしないといけないという教訓ですね」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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