北朝鮮に渡り、脱北した「在日」女性が語った体験 MCも突っ込まず、何か違和感
〈橋下×羽鳥の番組〉(テレビ朝日)

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   例によってホットな話題、森友学園の疑惑ばかりが語られるのかと思ったら違っていた。ゲストに出てきた川崎栄子という人が、滔滔と語り始めた。彼女は1960年に17歳で「この世の楽園」と喧伝された北朝鮮への帰国事業で彼の地へ渡った在日である。43年間北で暮らし、結婚して子供5人を生み、61歳で脱北、今は「北朝鮮を普通の国にしたい」と人権侵害撤廃のために運動している71歳だ。
   帰国船が港に着いた時に既に「騙された」と思ったという。黒い顔をして痩せて粗末な服を着た現地人が出迎えたが、帰国者は差別され、金をためて家族にも言わず、国境警備隊他に金をばらまいて脱北出来た。自分より後に帰国する予定だった家族に宛てて、検閲逃れのために「来るな」とは書けず、小さい子供の名前を書いて、「〇〇が結婚する時に会おうね」と婉曲に出発はするなと書いた。
   司会者が「テレビなんかに出ていて危なくないんですか」と問うと、韓国には大勢の脱北者がいて、もういちいち殺している余裕はないから平気だという。昭和40年代に流行ったような時代遅れの形の衿をしたジャケットを着たこの人自身が、「なるほど、北朝鮮に長くいた人だ」と納得させる雰囲気を持っている。在日の人たちの中で支援者も多く余裕があるのかもしれないが、MCたちが突っ込まないので奥歯にものが挟まった気分。発言はリアリティもあり立派だが、何か腹に一物あるような違和感をもったのは筆者だけか。(放送2017年3月6日23時15分~)

(黄蘭)

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