「おしゃれの壁って知ってます? これを着てれば大丈夫と思っていたのに、あるとき"あれっ、おかしいなあ"と気づくんです」
キャスターの井ノ原快彦が突然こんなことを言い出した。古野晶子アナが引き取る。「アラフォーからのおしゃれの壁というのがあります。白Tシャツを久しぶりに着たら、体が丸こくってご当地キャラにしか見えなかったというようなことです。コートを脱ぐ春だからこそ、トップスに注目しておしゃれの壁を乗り越えましょう」
体に肉が付いてくると、とにかくなんとか隠そうとするが、クローゼットオーガナイザーの鈴木尚子さんは「隠そうとしてかえって強調してしまっていることが少なくありません」と指摘する。そうしないためには、自分の骨格を知って、トップスはそれに合わせた丈にすることが大切だという。
アラフォー世代の肉のつき方には大きく分けて2タイプがある。一つは「胴回りタイプ」で、肋骨あたりから下のお腹も腰回りもボリュームがあり、いわゆる「ずん胴タイプ」だ。「チェニックだとますます太く見えてしまいます。トップスを腰骨が隠れるくらいにすることでスッキリ見えます」(鈴木尚子さん)
トップスの下が腰にくるので体系にメリハリができる。
もうひとつタイプは、上半身はスリムなのに骨盤の下あたりにボリュームがある「腰横張りタイプ」。トップスの丈が腰回りだと横張りが強調されてしまうので、短めにする。「ウエストあたり。おへその下2センチぐらいですかね」(古野アナ)
ちょっとした工夫で普段おしゃれなアラフォーになれるのだ。
カズキ