ゲームが下手なゲームジャーナリスト
動画サイトのYouTube(ユーチューブ)では、ビデオゲーム関連の動画の注目度は高い。話題になるのは大抵、スピードクリアなどの神業披露、珍プレイ、おもしろおかしい実況などだが、最近、あるプレイ動画が一風かわった点で注目を浴びている。
ベテランのゲームジャーナリストのディーン・タカハシさんが発売前のビデオゲームソフトをプレイし、その映像がユーチューブで公開されると、視聴者から「見ていてイライラする」「下手すぎる」「こんな動画をあげるな」などと非難が殺到してしまったのだ。
今回、タカハシさんがプレイしたのは、今月下旬にXboxなどで発売予定の「Cuphead」。1930年代カートゥーンの雰囲気を盛り込んだレトロ感覚のアクションゲームとの触れ込みで、注目されている作品という。
難易度のほうも、往年のゲームをしのばせ、キャラクターが「スペランカー」よろしく、すぐ死んでしまうようだ。つまりは、むずかしいゲームらしいのだが、タカハシさんのゲームプレイがどうにも平均的なレベルにすら達してなさそうな点が、ゲーマーの不興を買ったようだ。
映像を見ると、たしかにチュートリアルの段階から、障害物を乗り越える操作ができずに何度も繰り返し、本編に入れば持っている武器を使わずに敵に体当たりして死亡するなど、やはり同じような失敗を繰り返して、ゲームはなかなか進まない。
ユーチューブでは「これって自己学習中の人工知能?」「ゲームジャーナリストを名乗るなら、ある程度のゲームプレー能力は持っているべき」「こんなに下手でゲームソフトをきちんと評価できるのか」などといった辛辣なコメントが高評価を得ている。