羽生善治永世7冠は別格だが、将棋界でいま人気者といったら藤井聡太四段と加藤一二三・九段だろう。その二人の「62歳差対局」となったのが、去年(2016年)12月24日に行われた竜王戦1回戦だった。藤井は最年少でプロ昇格、加藤はひふみんと呼ばれてバラエティー番組の人気者。こんな話題の一戦をワイドショーが見逃がすはずがない。
<将棋62歳差の対決、最年少プロ・藤井聡太四段が加藤一二三・九段を破る>(日本テレビ系「スッキリ!!」)と伝えた。
藤井が110手目、開始から10時間43分という熱戦で加藤を破り、プロデビュー戦で初勝利となった。加藤は半年後にプロ棋士を引退したが、相変わらずの人気者で、今年(2017年)の大晦日のNHK紅白歌合戦にもサプライズ出演するのではないかという。(テレビウォッチ編集部)