2024年 4月 26日 (金)

<わろてんか>(NHK総合)
半年が長かった「ままごと朝ドラ」ようやく最終回・・・ヒロイン選び失敗、ストーリー不可解、時代考証デタラメ

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   今週、ついに最終回を迎える。好みの問題かもしれないが、前回の「ひよっこ」が面白く、あっという間の半年間だっただけに、今回はとくに長く感じた。早く終わってくれないかとひたすら願う苦行の半年間だった。

   いまや関西だけでなく、日本全国の笑いを牛耳る吉本興業の創業者、女興行師と呼ばれた吉本せいの一代記などと言われれば、こりゃどんな骨太なドラマになるのかと思う。それがどうか。蓋を開けてみれば、延々おままごと。年齢不詳、時代不明。いったいこれはなんの話だったんだっけ? と思考停止することたびたびだった。

19歳慶應大生に吉本創業の女興行師は無理でしょ

   こういう一代記をやるなら、まずはヒロイン選びが重要になる。葵わかなが「あさイチ」に出ているのを見たら、その受け答えもきちんとしているし、さすが現役慶応大生だけのことはある。

   とはいえ、まだ19歳の女の子に、"女興行師"の一生をやれというのが無理な話だ。「カーネーション」の尾野真千子でさえ、最晩年を夏木マリに譲ったというのに、素人同然(失礼!)の葵わかなに、そんなことができるわけがない。まんまるなお顔はいつもツルツル、10代のピチピチお肌そのもの。夫が事業に失敗しても、夫が亡くなっても、息子を勘当しても、疎開してもピッカピカ。奇跡の美魔女だ。

   先週あたりから、戦争の話に入ったが、着物もずっと綺麗なまま汚れ知らずで、胸に縫った名札も真っ白で1年生のおろし立てのゼッケン並みに美しい。

   元風鳥亭があったあたりは焼野原となり、唯一残った風鳥亭と書かれた行燈のようなものが落ちていたが、どこから見ても鉄製である。こんなのは真っ先にお国のために供出させられたのではなかったか。すいとんを作って売っていたが、その鉄製の鍋や釜はどこで手に入れたのか。

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