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二宮和也が立川談春とサシ飲み、電話で友人を呼び出して大宴会に仕上げる企画だったが...

   「櫻井・有吉THE夜会」(2018年4月19日夜10時~・TBSテレビ系) 嵐・櫻井翔が有吉弘行とMCを務めるバラエティー番組に、嵐メンバー・二宮和也がゲスト出演。22日にスタートした二宮主演ドラマ「ブラックペアン」の番宣のためだ。以前出演した際は、笑福亭鶴瓶とサシ飲みし、人脈の広い鶴瓶に友人を呼びだすようムチャ振り。和田アキ子やナイナイ・岡村隆史らに電話をかけまくり、駆けつけた小栗旬らと盛り上がった。今回は落語家・立川談春とサシ飲みし、談春に電話をかけさせ、大宴会に仕上げようという企画だ。

結局来たのはリリー・フランキーと春風亭昇太だけ

   二宮と談春の出会いは10年ほど昔にさかのぼる。談春が三浦友和、鶴瓶と飲んでいる席に呼び出されたのが二宮だった。芸能界の大先輩が揃った飲み会にビーチサンダル履いて「チーッス」とラフな格好と態度で現れたのに、談春はびっくり。「まずニノだ!っていうのは分かるけど、ニノだ!以前に『この無礼者』と(思った)」と最悪な第一印象を明かした。大爆笑の二宮は「でも僕、先輩には基本的にそうしていますよ、好きだから。敬語で話すと縮まってかない、距離が? どうしてもずっと先輩になっていっちゃうし、だって先に死ぬんだもん」と敬語なし、普段着の付き合いについて熱弁をふるうと、談春、「その通りだねぇ」とあっさり丸め込まれてしまう。二宮が人たらし、ジジ殺しと呼ばれる理由がそこにあった。

   故・立川談志が認めた、噺がうまい落語家で、各界に熱狂的なファンを持ち、今、最もチケットが取れないと言われる談春のネットワークを駆使することに。だが、談春がいの一番にかけたのがリリー・フランキー。2番手は斉藤和義と、何だか地味すぎる。おまけに2人とも電話に出ない。3番手の蛭子能収が出たのはいいが、今度は二宮が首を縦に振らない。どうせ呼ぶなら、スペシャル感漂う超大物や、意外な顔ぶれが欲しいところ。その後電話のつながったリリーが「近所だったので」とやってくる。斉藤からも電話が入るが、リハーサル中ということで出演NGとなった。

   談春、リリー、二宮ともにイケる口らしく、各自ビール2杯、ソーダ割り3杯を飲んでほろ酔い気分だ。談春が二宮とドラマ共演中の竹内涼真を呼び出そうとするが、終日CM撮影中でダメ。電話のつながった落語家・春風亭昇太は静岡からとんぼ返りすると約束。距離的に遠く、時間がかかりそう。間が持たないと察したリリーが、二宮の出前三昧なおこもり生活をほめあげる。自宅で作業しているリリーも昼夜出前をとることが多く親近感を感じていたという。

イーストウッド監督の名演出話で場を持たせたが...

   役者としても引っ張りだこのリリーが興味を持ったのは、俳優・二宮の部分。台本は前日に内容だけ覚えると言う二宮。クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」出演時のエピソードを語りだす。「オシャレだなと思ったのが、歩いてくるシーンを撮る時」だったという。監督と2人で歩き、「『何の意味があるんだろうね、本当に戦争が起こるのかな?そんなことよりも早く帰って、家で待っている嫁さんと子どもに会いたいね。子どもの顔見れていないんだから、早く子どもの顔見たいねっていう感じで戻ってきてください』っていうんですよ。『今言われたことを思って、そのまま歩いて帰ってきてください。適当に撮るんで』」という演出方法だったそうだ。手取り足取り演技をつけず、役者の感性を尊重したやり方を貫き、二宮の熱演を引き出した。

   その後、二宮は談春と弟弟子・立川志らくとの確執に真正面から切り込むなど、アンタッチャブルなトークに脱線。誰も来ないうえにしゃべりたくないことまで言わされる散々な目に遭った談春は、「ほんと迷惑、サシ飲み」とぼやきまくる。ついに二宮が電話をかける番に。まず電話をかけたのはジャニーズで「1番の仲良し」の中丸雄一。だが、リハーサルでNG。後輩・山田涼介に電話するも、取材中でNG。二宮が「こいつは絶対大丈夫」と太鼓判を押した相手だったが、「2人とも露骨に迷惑そうだった」とリリーが指摘。日頃お誘いを断ってばかりの二宮へのしっぺ返しか。

   ここで鶴瓶から折り返しの電話が入る。談春の電話に二宮が出たので、びっくりの鶴瓶。二宮が説明中に、ようやく昇太が来店。「ただ酒が飲める」一心で、2時間がかりでたどりついたという。結局鶴瓶は「朝から仕事で、もう寝たい」という断りの電話だった。サシ飲みで友人をいきなり呼ぶ作戦は、話も人の輪も広がらないまま、グダグダで終了。次回は事前にしっかり根回ししたほうがよさそうだ。

   知央