「長すぎる部活」スポーツ庁の適正化ガイドラインに保護者が異議!生徒も教師もヘトヘトなのになぜ?
2018.05.09 14:04
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博多大吉キャスターが「きょう(2018年5月9日)の特集は『部活』です。実は今年から中学・高校の部活が大きく変わろうとしています」と取り上げた。スポーツ庁は今年3月に出した「運動部活動ガイドライン」で、「部活は週に2日以上休む」「平日の活動時間は2時間、休日は3時間程度に」と、部活の目安を示した。強制力はなく、各教育委員会や学校単位で検討して取り組むことを求めている。
背景には、少なからぬ子供が「部活の時間・日数が長い」ことに苦しんでいるという事情がある。顧問を務める教員にとっても、部活の負担は大きい。ところが、一部の保護者がから「部活短縮」に待ったがかかっているという。
「勉強ダメだから部活で高校行かせたい」
30代の主婦・佐藤さん(仮名)は、夫が公立中学校でソフトボール部の顧問をしている。ソフトボールは未経験ながら、部を全国大会に出場するまでに育て上げた。しかし、その結果、保護者が勝つことにこだわりすぎて、練習を減らせなくなってしまった。
苦情の電話をかけてくる保護者も珍しくない。試合に負けた時に「お叱り」の連絡が入るほか、親戚の結婚式に出席して試合の引率を休んだ時には、「そのせいで負けた」と言われた。
保護者が部活にこだわるのは、部活の成績が高校入試の内申点に影響することもあるのが一因とみられる。
佐藤さん「保護者の方の言い分は、『部活をそれだけやっていれば勉強ができない。だから自分の子は勉強より部活で(高校に)行かせたい。そのためには内申点が必要だから部活やってくれ』って」
文
ピコ花子