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阿部知子議員「自衛隊」発言 ネットで「祭り」そして釈明

社民党阿部知子議員が「自衛隊が阪神大震災の救援に向かったのは数日を経て後のことだった」「自衛隊は防災のためにも働くことも任務であるのに」とメールマガジンなどで発言したことで、ネット上で「祭り」が勃発。阿部議員への批判のカキコミが急増した。

阿部議員は2007年1月19日、メルマガと自身の公式ホームページで、

「安倍晋三政権になってから『国を愛する』・国防の強化などの言葉が氾濫し、あたかも外敵から国民を守るために国家の力=軍隊が必要であるかのように宣伝されるが、実は『軍隊は国民を守らない』という事実は戦争を通して如実に示されてきた」
「阪神大震災は12年目を迎えたが、国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。日本の場合、自衛隊は軍隊ではないし、国土保安隊として出発し、防災のたねにも働くことを任務としてきた特別な生い立ちがあるのに、である」

などと発言した。 この発言を受け、2ちゃんねるを中心としたネット上では「お前らの党が政府を牛耳ってた頃だろうが!もっと早く動いてりゃ、助かった人は多いんだ!」など、当時は社会党の連立政権だったにも関わらずどうしてそんなことがいえるのか、といった批判の声が噴出した。
阿部議員は24日、「たくさんのご意見をちょうだいして」と題されたエントリーを更新。

「私自身の表現の足らぬ部分、また事実認識の あいまいさに起因する部分もあったと思います」
「頂戴しましたご意見の中に、自衛隊が必死にがんばっていたことへの感謝が述べられたものも多々あり ました。その通りだと思います」

と述べ、釈明に追われる形になった。