2024年 4月 20日 (土)

今年後半に新型車投入ラッシュ 低迷打破の起爆剤になるのか

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   マツダが主力コンパクトカー「デミオ」をフルモデルチェンジして2007年7月5日に発売したのを皮切りに、自動車メーカー各社の新型車投入が07年後半に集中する。元気がなかった国内の自動車市場だが、販売関係者には「勝負は後半」との意気込みも出てきた。新型車効果で市場が活性化し、自動車が国内消費の「主役」に返り咲くことができるか注目される。

マツダのデミオ、トヨタ「イスト」、ホンダ「フィット」…

マツダは「デミオ」をフルモデルチェンジ
マツダは「デミオ」をフルモデルチェンジ

   先頭を切って発売されたデミオは、モデルチェンジ前の06年も6万台を販売し根強い人気を示したマツダの量販車種だ。7月下旬にはトヨタ自動車の「イスト」もモデルチェンジする。8月は日産自動車の新型SUV「X-トレイル」、9月にはトヨタ「マークX」にミニバンタイプのクロスオーバー派生車が追加される予定。10月には、コンパクトカーの本命といえるホンダの「フィット」が、満を持してフルモデルチェンジを迎える。
   さらに、三菱自動車がセダン「ギャラン・フォルティス」を投入するほか、スポーツカーでは、三菱が「ランサーエボリューション」、日産は「スカイラインクーペ」の発売を予定している。

   「今年前半も販売は厳しい状況が続いてきた」と大手メーカーの関係者は話す。2006年度の国内の新車販売は、前年度比4.1%減の561万台。好調だった軽自動車を除いた登録車は前年度比8.3%減の358万台と29年ぶりの低水準だった、日本自動車販売協会連合会によると、07年6月の登録車も24カ月連続で前年実績を下回り、07年上半期(1~6月)の販売は前年同期比10.5%減の178万8440台。国内市場は30年前とほぼ同じ水準に戻ったことになる。

   メーカー別では、トヨタ(レクサス除く)が前年比10.9%減の80万6936台、日産自動車が同13.2%減の30万8065台、ホンダも同5.6%減の20万1097台といずれもマイナス。プラスはレクサス(同65.4増の1万8991台)、スズキ(同4.7%増の4万2896台)だけだった。1月に三菱自動車の「デリカ」、5月には日産のSUV「デュアリス」が登場したが、注目される新型車があまりに少なかった。

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