2024年 3月 30日 (土)

「kizasi」で見る候補者注目度 「さくらパパ」と丸川ダントツ

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   選挙公示期間中は、選挙当事者のブログやウェブサイトは更新されないことが一般的だが、それでも一般のブログ上には選挙関係の話題は数多く書き込まれている。ポールサイトの特設ページや、ブログの内容を分析するサイトなどから、ネット上で注目される候補者がだれか探ってみた。

   「ブログでよく語られているキーワード」のランキングを紹介しているサイト「kizasi.jp」を検索、7月23日から29日にかけて、候補者がどのくらい話題になっているかを調べてみた。

   例えば、東京選挙区(改選数5)で見ると、「安全圏」と言われる候補は、取り上げられる回数も低めだという傾向が見られる。たとえば、保坂三蔵さん=自民公認=が取り上げられたのは27回、鈴木寛さん=民主公認= が24回、山口那津男さん=公明公認=が15回、大河原雅子さん=民主公認=が14回、といった具合だ。それに対して、比較的「競っている」とされる候補者は、注目度も高めだ。川田龍平さん=無所属=が52回で丸川珠代さん=自民公認=は193回。もっとも、当選圏からは離れた候補でも、それなりに注目される候補者はいる模様だ。対立候補を「腹を切って死ぬべき」などと切り捨てる過激な言動で、ネット上では有名な「又吉イエス」こと又吉光雄さん=諸派=は、「又吉イエス」だと37回、「又吉光雄」だと8回だ。

「kizasi」では、丸川さんの注目度が高い
「kizasi」では、丸川さんの注目度が高い

   又吉さんのように、本名と通称とで、取り上げられる回数が大きく異なる候補は他にもいる。北海道選挙区(改選数2)から「女ムネオ」をキャッチフレーズに立候補している新党大地副代表の多原香里さん=無所属=は、通称の「女ムネオ」として取り上げられているのは8回なのに対して、本名の「多原香里」では20回。7月26日の北海道新聞によると、投票用紙に「女ムネオ」と書かれていた場合、道選管では有効か無効かの判断を地元にゆだねているといい、各地元選管が「市町村で判断が異なるというわけにはいかない」と困惑している様子を伝えている。

「横峯良郎」26回、「さくらパパ」は101回

   多原さんとは逆のケースが、比例区から出馬の「さくらパパ」こと横峯良郎さん=民主公認=だ。「横峯良郎」として取り上げられたのが26回、誤字の「横峰良郎」が21回に対して、「さくらパパ」は101回。「女ムネオ」のケースを踏まえると、「さくらパパ」と書かれた票の行方も注目される。

   一方、ポータルサイト「goo」の特設サイト「参院選をブログで読む」では、各政党がブログでどのくらい話題になっているかをグラフで表現している。公示後は、一貫して自民党が民主党よりも優勢な状況が続いている。19日ごろから両党の差が縮まり始め、23日にはわずかに逆転するも、それ以降差は広がる一方。28日に現在、2倍近い差が開いている。もっとも、注目度が高いのは自民党だが、J-CASTニュースの記事「ネットでの政党の評判『ヒール』自民、役者不足の民主」でも指摘されているように、必ずしも「注目度=支持度」とはならない点に注意が必要だ。

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