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「後ろから弾が飛んできた」 舛添要一氏当選しても笑顔なし 自民比例

   比例区から立候補した舛添要一さん=自民党公認=が当選確実となり、テレビ朝日のインタビューに応じた。古舘伊知郎キャスターから「当選、おめでとうございます」と声をかけられて、「はい、ありがとうございます」と答えたものの、笑顔ではなかった。自分自身は早々と当選を決めたものの、自民党は大敗が確実な情勢だからだ。

   今回の自民党の敗因について、舛添さんは渋い表情で次のように淡々と語った。

「年金問題も大きかったと思いますが、街頭演説などできちんと説明すれば分かってもらえました。政策の面ではしっかりしていたんですが、政策説明の前までいかなかった。相次いで閣僚の問題発言があったり、不祥事があったり、これじゃ戦えませんね。前から飛んでくる敵の弾じゃなく、後ろからやられているわけですからね。この内閣全体の構造的な特質に対する国民の不信感が非常に大きかった。むしろこれが大きかったではないかと思っています」

   このように赤城農水相の事務所費疑惑や久間前防衛相、麻生外相の問題発言が大きなダメージにつながったとの見方を示した。その表情は疲れきった様子で、当選の喜びはほとんど感じられないものだった。