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エリカ様主演「クローズド・ノート」 「絶対見ない」「いい映画だ」でネット騒然

   人気女優エリカ様(沢尻エリカさん)が主演した新作映画「クローズド・ノート」が07年9月29日に公開された。初日舞台挨拶でのエリカ様の態度がネット上で大バッシングを浴び、この映画を「見る」「絶対見ない」という論戦へと発展している。映画の話題を扱うヤフーの「レビュー」では、「見なければよかった」が大半だが、ミクシイ(mixi)では意外にも評判が悪くないのだ。

裏切られた気持ち!!絶対・・・もう応援したくないです。

騒動以降も客の入りは変わらないという(写真は「クローズド・ノート」の公式ウェブサイト)
騒動以降も客の入りは変わらないという(写真は「クローズド・ノート」の公式ウェブサイト)

   「クローズド・ノート」は、エリカ様が小学校の先生を目指す大学生「香恵」を演じる。香恵が1人暮らしを始めるための引越しで、部屋の中に前の住人の竹内結子さんが演じる「伊吹先生」が置き忘れたノートを見つける。そこには伊吹先生が、教え子との日々や、元恋人「隆」への思いが日記として綴られていた。ノートを読み進めるうちに、香恵はそこに綴られている伊吹先生の恋に刺激され生活に変化が現れるが、そのノートからやがて「ある真実」がわかってくる、というラブストーリーだ。

   この映画についての評価がネット上の「レビュー」で多く語られているが、ヤフーにある「作品ユーザーレビュー」には2007年10月2日時点で560件の評価が書き込まれていて、その多くがバッシングだ。

「舞台挨拶の事件を知らずに初日鑑賞してしまった、、、もし、あの舞台挨拶を知っていたら100%行かなかった」
「昨今の報道で観たくないという人が増えているようですが、私も行かなきゃよかったな」

   実際に映画館に行ったことを後悔するカキコミもあるが、エリカ様のあの舞台挨拶を知って、行く気がなくなったというのが圧倒的だ。

「映画化は楽しみにしていました。でも、みなさんと同じようにあの舞台挨拶を見て見に行く気が完全に失せました」
「裏切られた気持ち!!絶対・・・もう応援したくないです。ファンだったのが恥ずかしい!!もう顔も見たくない!!!」

「かなり泣きました」「結構楽しめた」という評価も

   一方で「mixi」の「クローズド・ノート」に関するレビューは260を超え、ヤフーとは毛色がいささか異なっている。映画の評価を「満足度」で示すのだが、最高評価が☆5つに対し、☆5つ、☆4つという高い評価が相当数出ている。

   5つを付けた人は

「いい映画なので、沢尻エリカの舞台挨拶の態度が悪かったから見ないのはもったいない」
「エリカ様、言うだけはやるじゃん!!(中略)ボロ泣きしてた、自分。。。」
「かなり泣きました。周りで見ていた人たちも、思い思いの場面で泣いていました。切ない恋」

   4つの人は、

「予想以上の映画だった。しっとりとした印象。行定監督は必ず水準以上のものを作り上げるからがっかりしなくてすむ」
「エリカが『普通の映画』と批評した映画。いやいやどうて、結構楽しめました」

   もちろん☆1つの人もいて、

「こんな糞アマの関わっている映画は見たくないです。僕が言うのもアレなんですけど映画を舐めすぎだと思います」

というカキコミもある。

   エリカ様のアノ言動によって、映画館の観客の入りに変化はあるのだろうか。バッシングが思わぬ宣伝効果に働く事だってあるからだ。J-CASTニュースが配給会社の東宝に取材すると、同社宣伝部はマスコミからの同様の問い合わせはあるものの、

「(客の入りなど) 特に変化はないですし、東宝として公式なコメントはありません」

とだけ話した。