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エリカ様謝罪効果ナシ? 「あれも演技」とバッシング

   「エリカ様」こと女優の沢尻エリカさん(21)が、映画の舞台挨拶での態度に批判を受け、テレビで涙を流しながら謝罪したが、それでも騒動はおさまりそうもない。番組では「仏頂面」の理由を問われても「でもそこは重要ではない」とはぐらかしたことで、憶測が広まっているのだ。さらに説明不足がたたったのか、ネット上でも、沢尻さんバッシングが、今のところ大勢のようだ。

「衣装が気に入らなかった」のでキレた?

ヤフーでは「印象が悪くなった」との声が圧倒的
ヤフーでは「印象が悪くなった」との声が圧倒的

   沢尻さんは9月29日に行われた主演映画「クローズド・ノート」の初日舞台挨拶で、ほとんど言葉を発することなく、終始仏頂面だったことが批判を浴びた。これを受けて、沢尻さんは10月2日には公式ウェブサイトに「諸悪の根源は全て私にある」などと謝罪し、10月4日朝報道のテレビ朝日系の情報番組「スーパーモーニング」でも、「自分のあの行動ですべてを本当にぶち壊してしまった」などと、反省の言葉を繰り返し口にした。

   ところが、肝心の「仏頂面」の理由については、謝罪文は言及されず、番組出演でも、

「でもそこは重要ではないと思って、本当に」

と説明を避けたことから、各メディアが推測を繰り広げている。各紙書いているのが、「取材嫌いな沢尻さんが150本以上の取材をこなしたため、疲れ果てて最後に『糸』が切れてしまった」というもの。

   東京スポーツは、違う見方をしており、「衣装が気に入らなかった説」を唱えている。同紙は、沢尻さんが謝罪文を掲載した翌日の10月3日、「ある芸能プロ関係者」の話として、

「あいさつの直前までは普通だったようだ。それが、スタイリストが用意した洋服か装飾品が気に入らなかったか、発注と違う物が来たかで怒鳴り散らしたと聞いている」

と伝えている。

   「日刊ゲンダイ説」はもっと複雑だ。同紙が10月5日に報じたところによると、同じ事務所の先輩である竹内結子さん(27)との関係が尾を引いた結果だ、というのだ。9月10日に行われた映画の完成披露試写会で、沢尻さんが「人の秘密を知ってしまった経験は?」と聞かれて、竹内さんに向かって「知らなくていいこと、沢山ありますもんね?」と目を向け、竹内さんの離婚騒動を示唆した、というのだ。竹内さんは一瞬「えっ??」と固まり、真偽は不明だが、伝えられるところによると、会見後に激怒したのだという。そこで、同紙では、「マスコミ関係者」の話として、この時のエピソードが、このように影響していると報じている。

「沢尻は『今回の(編注: 「クローズド・ノート」の)舞台挨拶では余計なことを言わないように』と事務所サイドからたしなめられたというのです。この映画のために山ほど取材をこなしてきた沢尻は、それでカチンときた。『だったら何も言わない』とブンむくれたわけです」

ブログ上の注目堂々の1位は「腕組み仏頂面」

   いずれにしても、どこまで本当か分からず、本人の口から説明がない限り真相は明らかにならないが、こんな状況をネット世論はどう受け止めているのか。

   ブログ上の話題を分析するサイト「kizasi.jp」の「今日の注目の話題ランキング」では、10月5日の正午時点で堂々の1位に輝いていたのは、「腕組み仏頂面」という言葉だ。謝罪後も、依然として注目度は高いことがわかる。

   ヤフーでは、10月2日から10月8日にかけて、「舞台あいさつを受け、沢尻エリカの評価は変わった?」というアンケートを実施。10月5日18時現在で、56万2,081票の投票があり、実に79%が「悪くなった」と答えている。15%が「変わらない」と答えたが、「良くなった」と答えたのは、わずか2%だ。調査は、沢尻さんがウェブサイトとテレビで謝罪する前の10月2日からなので、「謝罪後」の反応はわかりにくいが、ここ1日に同サイトにつけられたコメントを見ると、

「キレてた理由をごまかされると、心底うんざり!!」
「女から見ればあれも演技でしょうね」

といった、謝罪についても否定的な言葉が大勢で、まだまだ逆風は強いと言えそうだ。

   本人の口から「謝罪」はなされたが、「説明」がなされない限り、騒動が収まるまでに時間がかかることになりそうだ。