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「天使の笑顔と悪魔の毒舌」お笑い鳥居みゆき赤丸上昇中

   「天使の笑顔と悪魔の毒舌」とも評されるお笑い芸人鳥居みゆきさんが、ネット検索キーワードや動画検索で急に上位に姿を見せ始めた。「業務提携」の形ではあるが、同じお笑いで今年ブレイクした「そんなの関係ねー」の小島よしおさんと同じ事務所だ。鳥居さんはどんな「芸」を見せるのか。

突然「ヒットエンドラーン」と踊り出す

鳥居みゆきさんの画像を検索する人が急増している
鳥居みゆきさんの画像を検索する人が急増している

   「Yahoo!動画検索」の急上昇検索ワードランキング(2007年10月8~14日)に鳥居みゆきさんが5位に突然ランクインした。10月15日のブログ分析「テクノラティ ジャパン」のキーワードランキングでも6位に鳥居さんが入った。

   10月に入り急浮上した理由は、10月5日からインターネットテレビ「GyaO(ギャオ)」で鳥居さんがお笑い芸人のカンニング竹山さんと一緒に出演する番組配信が始まったことが関係しているようだ。YouTube(ユーチューブ)やニコニコ動画で番組映像が紹介され、どんどん関心を持つ人が増えている。2ちゃんねるなどで鳥居さんと竹山さんの番組に触れる記述も目立っている。

   ギャオの番組は、鳥居さんが竹山さんの「面接」を受ける形で芸を披露する。白の上下ズボン姿で目を異様に見開き静かに登場、突然マラカスを振り回しながら「ヒットエンドラーン」などと絶叫するかのように踊り出す。ショートコントに移っても「エロい」ような、駄洒落連発のような不思議なノリでどんどん話を進めていく。竹山さんは笑い転げていた。

   「芸」が一端終わった後、竹山さんとのやりとりでも目つきといい話し方といい「かなりイっちゃってる人」のように対応を続け、2人の会話が「かみ合わない」けどなぜか面白いという「不思議空間」を作っていた。

ライブに詰め掛けるのは、ほとんど女の子のファン

   しかし、ネット上の動画検索で見ると鳥居さんの「全く」別の姿も浮き上がる。「天使の輪」のようなものを身につけ、静かに語る映像もある。ギャオの番組のときとは打って変わってもの静かに話し出す。しかし、話す内容は有名芸能人を「家畜」呼ばわりするなどかなり辛らつだ。そうかと思うと、和装の喪服を無言で脱ぎ始め下着姿になる「セクシー」画像もあった。数年前に「天使の笑顔と悪魔の毒舌」として、ギャグとセクシー画像を共に紹介する鳥居さんのDVDも発売されている。

   2ちゃんねるやブログをみると、「かわいいけどネタは大したことはない」という批判派もいるが「分かる人だけ分かればいい」「一般受けを狙って毒を抜いてほしくない」という支持派の意見の方が、元気がいいようだ。

   しかし、「かわいいという評価は本人は喜ばないでしょうね。お笑いで勝負してますから」とJ-CASTニュースに話したのは、鳥居さんの事務所サンミュージックの男性担当者だ。担当者によると、鳥居さんは現在26歳「ぐらい」で、18歳から「芸歴」がある。ネット上の書き込みでは男性と見られる人の「かわいい」という意見が目立つが、以前からお笑いライブショーに詰め掛けるのは、「ほとんどが女の子のファン」。毒舌や「アブナい」雰囲気が売りであることもあり、テレビでの露出は「これまでそんなに多くはなかった。秋以降の関心の高まりはギャオの配信開始の影響だと思います」と分析した。

   鳥居さんは普段はどんな人なのか、と質問すると担当者は「あのまんまです」と答えた。鳥居さんは携帯電話の「i-mode」東スポ芸能有料欄で週一の連載を担当している。「本をよく読む頭のいい子ですよ」。最後に「とにかくいい子です。あのまんまですけど」と話した。