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「名乗る必要ない」「勝手に写っていた」 ホリエモンがカメラマンに激怒

   ホリエモンこと堀江貴文さんとFLASHのカメラマンが、撮影現場での言い合いをブログでも続ける騒ぎになっている。堀江さんは、J-CASTニュースの取材にも「写真をとりながら逃げる」などと怒りを露わにしたが、FLASH側はノーコメントで、カメラマンのブログはアクセスできない状態だ。

「風景をとっていたら、あなたが勝手に写っていた」

FLASHのカメラマンが書いたブログ日記
FLASHのカメラマンが書いたブログ日記
「最初名乗れよといっても、名乗る必要ないとかいうし、かなり失礼と思いました」

   元ライブドア社長の堀江貴文さん(35)は、J-CASTニュースの取材に対し、Eメールでの回答でこう不満をまくしたてた。

   騒ぎが発覚したのは、堀江さんのブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」から。2008年8月22日付日記で、堀江さんは、東京・六本木ヒルズの自宅近くで行われた麻布十番納涼まつりに参加したとき、裏通りでいきなり写真週刊誌「FLASH」の専属カメラマンに撮られたと告白した。日記では、その撮影方法について、怒りをぶちまけている。

「リラックスして近所の祭りを楽しんでいるのに無粋なやつめ。撮るのやめろっていってもやめないし」

   そして、カメラマンは、こんな言い訳をしたというのだ。「あなたを撮っているのではなく、風景をとっていたら、あなたが勝手に写っていた」。堀江さんは、この言い訳を意味が分からないとして、なんと「キモ」と捨て台詞まで吐いてみせた。

   これに対し、個人ブログを開設していたカメラマンが、23日付日記ですかさず反応した。よほど驚いたらしく、「ホリエモンブログに登場しました!」とタイトルにある。日記で、カメラマンは、いつも黙って撮らせるのに、その日は堀江さんが絡んできたと指摘。風景を撮っていたと言ったことを認め、絡まれたら、「あなた誰?」と答えて、自意識過剰の堀江さんらの面目を確実に潰すともしている。

   さらに、「撮られたくないなら変装したり、人に見つかりやすい場所には出ない方がいい」「スカート中など、普通に見えないもの以外で撮ってはいけないものなどない」とも述べている。

   堀江さんは、絡んだという状況を説明したのか、J-CASTニュースに、「そもそもこっちは多少ほろ酔いだったので、言動は多少無防備だったでしょうね」と答えている。

「いきなり、暗闇でフラッシュをたきはじめた」

   堀江さんは、今回ぶち切れたことについて、Eメールの回答でこう説明する。

「いつも大体夜中に突撃されるので、こちらは心の準備もないし、基本的に迷惑なんですが、今回はいつもと違い回りに人がたくさんいたのと、普通は記者が一緒にいて名乗るんで、適当にあしらえるんですが、今回はカメラマン単独だったせいか名乗りもせずいきなり、暗闇でフラッシュをたきはじめたので、抗議をしました」

   FLASHのカメラマンは、日記の中で、堀江さんが肩をつかんできたと明かし、「万が一怪我でもしたら暴行で訴えられますよね」と批判する。これに対し、堀江さんは、Eメールの中で、「写真をとりながら逃げるので、ちょっとまてよというのと、回りが騒ぎになりそうだったので、肩に手をおいて近づいて話し合いしようとしたら、いきなり相手が過剰反応しただけ」と反論した。

   カメラマンはまた、ライブドア事件の被害者が多数おり、しかも裁判中であるのに、堀江さんが外で目立つように遊ぶべきでないとの趣旨を述べた。一方、堀江さんは、「一応帽子と眼鏡で目立たないようにしてますし、近所のお祭りにもいくなというのはあまりにもひどいかと。そもそも気づいたひとも少なかったのでは?」と主張している。

   ただ、光文社のFLASH編集部に対しては、カメラマンにすでに抗議し、ブログにも書いたので、特にアクションを起こすことは考えていないとしている。

   FLASH編集部の担当デスクは、J-CASTニュースの取材に対し、「カメラマン個人のブログに堀江さんのことが出ている、とは聞いています。しかし、編集部のコメントとしてはお答えすることはありません」とだけ話している。