2024年 4月 24日 (水)

職場によって「結婚格差」 「マスコミ男子」異様に高い未婚率

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   マスコミ業界の男性は6割以上が未婚、一方、商社の男性は、未婚が1割しかない。こんな実態が経済誌「プレジデント」などの調査で明らかになった。「経済力」が高い男性ほど、未婚女性からの人気も高そうなものだが、どうやら「職場」の違いで、結婚するかしないかは大きく左右されるようだ。

   「プレジデント」(2008年11月17日号)に掲載された、gooリサーチと共同で行ったアンケート調査で、商社業界の人は結婚しやすく、マスコミ業界は結婚しにくい実態が明らかになった。

   調査によれば、業界別未婚率を見ると、男性の場合、「商社」が10.0%で最も低く、次いで「金融」が17.5%。「不動産、住宅、建設、運輸、エネルギー」は23.2%、「IT」が27.4%となっている。逆に、未婚率が最も高い業界は「マスコミ」で、63.6%と際だって高い。女性の場合で見ても、「マスコミ」業界の女性の未婚率は33.3%で、未婚率が最も高かった。「業界で区切っただけでもこれだけの結婚格差がある」(同誌)のだという。また、調査では、会社規模が大きいほど未婚率が低い傾向もあきらかになっている。調査は、20~50代の男性1017人、女性1056人を対象に、08年9月11~16日にインターネットで行った。

「時間が不規則で生活のリズムが合わない」

   なぜマスコミ業界の人は結婚しにくく、商社マン・銀行マンは結婚しやすいのか。ある金融ジャーナリスト(既婚者)は、

「マスコミ業界の人間にとっては、結婚はそぐわないかも。時間が不規則で生活のリズムが合わない。バツイチも多いし、『すれ違い夫婦』になりやすい。まさにウチもそうなんだけど・・・。一方、商社や金融機関では、結婚は『信用』につながるという見方が強く、海外赴任ともなれば、奥さん同伴のパーティもよくあるし」

と打ち明ける。

   ちなみに、マクロミルが06年7月に未婚女性約1000人を対象に行った調査では、結婚相手に求める条件について、「経済力」を挙げる人が84%、「職業」が55%、「社会的地位」が30%となっているが、一方で「家事・育児の分担・協力姿勢」を挙げる人が88%、「自分の仕事への理解と協力」86%と、こちらの方が、未婚女性が求める条件として優先順位が高いという傾向が明らかになっている。こんな結果からも、「時間が合わない」マスコミ業界の男性が結婚しにくい背景が見え隠れする。

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