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「チャリティヌード」企画挫折 若槻千夏「正直悔しいです」

   タレントの若槻千夏さんのセミヌード写真をプリントしたTシャツを販売する「チャリティヌード」企画が頓挫している。寄付先が募金活動を辞退したからだ。そんな中、若槻さんは自分のブログで、こうした事態を「正直悔しいです」と明かしている。

バストを手で隠したTシャツは完売

   若槻さんがチャリティのためにと一肌脱いだのは、TBS系のバラエティ「悪魔の契約にサイン」(2009年1月28日放送)内での企画が発端だった。若槻さんのセミヌード写真をプリントしたTシャツを販売し、その収益をもとにインドに学校を建てるという企画だった。

   若槻さんは、記者会見で、貧困にあえぐ子どもに何か役立てられれば、と語り、「そう簡単に脱ぐ女じゃないんですけど」とおどけていた。また、1月27日のブログによると、東南アジアの旅の途中、貧富の差を目の当たりにしたことがきっかけだった、とも語っている。

   チャリティTシャツは1月31日と2月1日の2日間、赤坂サカスで販売された。初日は徹夜組も並び、販売開始時にはすでに2000が行列したという。Tシャツは、バストを手で隠したショットで、カラーは3色。1枚2000円だった。最終的には6000枚が完売した。

   しかし、その後、寄付先の予定だった社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」からは募金活動を辞退したい旨があったと、番組ホームページで発表された。理由は明らかではないが、「ヌード」が影響したものとみられる。番組ホームページにはこう書かれている。

「当番組としては突然の話で驚いておりますが、皆様の善意の募金がインドでの学校建設に生かされるよう責任を持って、新しい方法を速やかに決定するように努めてまいります」

   もっとも、実施方法などは今後、ホームページで紹介していくとしている。

「私がこんな奴ゆえに起こった」

   ちなみに、日刊サイゾーは2009年3月27日、この件を取り上げ、なぜインドに学校を建てる必要があるのか、チャリティの収益はどうするのか、などについて疑問を呈した。

   そんな中、若槻千夏本人も「気持ち。」と題して、ブログを更新した。番組企画から6000枚のTシャツが完売したことについて、「みなさまの協力のもとインドに学校が建てられると私自身も本当に嬉しかったです」。

   一方、募金活動のサポートが辞退されたことについては、「色々な理由があるんだと思います」として、受け入れる考えを示している。

「このような展開になってしまって正直悔しいです。
脱いだ事がどうとかじゃなく気持ちが伝わらなかった事がすごく悔しいです。
きっと私がもっとちゃんとみんなに迷惑かけずに生きて来たら
こんな事だってスムーズにいった事でしょう」

   そのうえで、「私がこんな奴ゆえに起こった」と反省、協力してくれた人に対して、改めて詫びている。「あのお金が早く世の中の為になりますように。みんなごめんね」