2019年 11月 16日 (土)

相次ぐ「マイバッグ」万引き スーパー側も対策に乗り出す

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   スーパーマーケットなどで買い物をする際、環境保護のためにレジ袋を使わず、「マイバッグ」を使う取り組みが全国に広がっている。ところが、精算前の商品をマイバッグに入れる新手の「万引き」が増え、店は頭を抱えている。商品をバッグに入れた瞬間を確認し、店を出たところで捕まえるしかないからだ。そうした中で、精算の有無を「かごの色」で見分ける、といった対策を講じるスーパーも出てきた。

商品を入れた瞬間を見つけて、店を出たところで捕まえるしかない

   2008年4月に全国で一早くレジ袋を有料化した富山県では、レジ袋が大幅に減り、マイバッグの使用率が94%にのぼる。一方で、マイバッグを使った新手の万引きが増えた。

   精算前の商品をバッグに入れるという大胆な手口だが、意外に見破りにくい。マイバッグが膨らんでいたとしても、私物が入っているかもしれない。

   また、仮に商品が入っていたとしても、「他店で買ったものだ」「既にお金を払ったが、レシートはなくした」と言い張る客もいる。商品を入れた瞬間を見つけて、店を出たところで捕まえるしかなく、店側はほとんど泣き寝入り状態だ。

   富山県で21店舗展開する大阪屋ショップ(富山市)では、レジ袋有料化直後に万引き件数が前年より6%増えた。08年後半は不況の影響もあり、前年より10%増だった。 本社の担当者は、

「怪しいというだけでは所持品検査はできませんから、万引きGメンが現行犯で捕まえるしか方法はありません」

と悔しさをにじませる。

   同業者で万引き件数が前年より20%も増えた店もあるという。

   そこで事業者、自治体、消費者からなる「県レジ袋削減推進協議会」は2009年4月から、「マイバッグは買い物かごの底にたたんでおく」「マイバッグを使うのはレジを通ってから」という内容のマナーポスターを店に貼り、ビラも配っている。

   被害額が大きく、業者に恐れられているのは「かごぬけ」と呼ばれる万引きだ。通常はかごに商品を入れた後、レジで精算する。しかし、この場合はレジを通らずに荷物台に行き、あたかも精算済みであるかのようにマイバッグに商品をしまい込む。かごの中のものを全部やられてしまうので、被害は大きい。かつてレジ袋を使用していた時には、精算しなければ袋がもらえず、こうした手口は存在しなかった。

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