2024年 4月 17日 (水)

西田東芝会長本命なのか 次期経団連会長人事

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   2010年5月に任期満了となる日本経団連の御手洗富士夫会長(74)の後任選びが混沌としている。早ければ1月12日の正副会長会議で内定するが、もつれれば2月8日の次回会議に持ち越されるとの観測も出ている。

   「ポスト御手洗」の最有力候補とされてきたのが中村邦夫・パナソニック会長(70)。松下電器産業の社長に就任して「破壊と創造」をスローガンに、聖域無き構造改革に取り組んで業績をV字回復させた実績は申し分ない。ただ、09年春以降、重要な会議や催しの欠席が目立ち、健康不安説が取りざたされ、後継レースから大きく後退した。

財界3団体のトップを同一会社が占めることありえない?

   代わって浮上したのが西田厚聡・東芝会長(65)。若いこともあって、行事は「皆勤賞」に近い精勤ぶり。選択と集中に取り組んだ経営手腕は評価が高く、東芝としても「打診を受ければ社を挙げてバックアップする」(東芝幹部)考えだ。ただ、同じ東芝の先輩である岡村正相談役(71)が日本商工会議所会頭を務めており、「同一の会社が財界3団体のトップを占めることはありえない」(経団連幹部)というのが常識。10年10月に日商会頭1期目の任期が来ることもにらんで、微妙な判断が必要になる可能性もある。

   会長は副会長の中から選ぶ慣例があり、中村、西田両氏でないとすると、佐々木幹夫・三菱商事会長(72)、渡辺捷昭・トヨタ自動車副会長(67)らの名前も挙がる。ただし、「財閥色が薄い」ことも経団連会長の重要な要件とされることから、佐々木氏は困難というのが一般的な声。渡辺氏も、トヨタの業績が厳しいだけに「社業優先」で固辞する構え。

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