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北川悦吏子ツイッター発言で炎上 「使えるくらいでエラいと思うな」

   フジテレビ系で始まったドラマ「素直になれなくて」の原作・脚本を担当した北川悦吏子さんの「ツイッター」が「炎上」した。ドラマが「ツイッター」を題材にしているにもかかわらず、「ツイッター」利用者に反発するつぶやき(ツイート)をしたことが原因だ。問題のツイートは削除されたが、いまだに騒ぎが続いている。

   北川さんはドラマ「ロングバケーション」や「ビューティフルライフ」などを担当した大ヒットメーカー。「たったひとつの恋」以来4年ぶりの執筆となった。「素直になれなくて」は「ツイッター」で知り合った5人の男女の交流と恋愛、成長を描くもの。ただし、北川さんが放送前に「ツイッター」初心者であることをブログで語っていたため、ネットでは「ツイッターが不慣れなのに脚本を?」などと囁かれていた。

「できないことをなんで、そんなに下に見るの?」

   北川さんは2010年4月15日午後8時25分に「これから問題発言をします」と前置きした上で、こんなツイートをした。

「ツイッターができることを、なんてそんなに人は自慢するの?できないことをなんで、そんなに下に見るの?」

   自分がツイッタードラマを書こうとしたときに、そういった人が何人もいたが、所詮ツイッターはシステムで、慣れればだれでも使いこなせる、というのが彼女の主張で、

「器械やシステムを使いこなすことが、エライ、と思うってのバカみたい」

と結んだ。

   これに対しフォロアーから意見や批判が殺到。そして16日午前0時に、

「はい。恐ろしい発言をした自覚はあるので、これからしばらくリプライ(返信)見ませんからね。ホームに(ブログ)に逃げ込みます。これぞ、システムを使い切る、ということでしょ?(ニヤリ)」

と書き、批判を浴びた問題のツイートを削除。また、リプライできないようにアクセスをブロックした。また、アメブロで開設している自身のホームページに10年4月15日付けで、「素直になれなくて」の第1話を見終わった、とし

「みなさん、ご覧になったら、ドシドシ、コメントくださいね。ちょっとでも、否定的なのは、即座にブロックお願いします。アメーバさん」

などと書いている。

極論すると掃除機といっしょ

   こうした一連の流れが北川さんに対する反感を強めることになってしまい、

「僕らツイッターをやっている人達に対してちょっと侮辱し過ぎじゃない?結局、僕らはネタに使用されただけか」
「知らないことを開き直るのもほめられたもんじゃない。言うだけ言って逃げるのも表現者としてどうかと思う」

と反発を招いた。

   北川さんは炎上中も「ツイッター」に書き続けていて、問題のツイートを削除した理由を、文章を推敲する暇がなく、うまく書き切れてなかった、とした上で、

「ツイッターってそんな大したもんじゃないでしょ?人のかたわらに、ぼくを使って、便利に。ってある、それくらいのもんでしょってことが言いたいわけです。極論すると掃除機といっしょ」

と説明した。また、今回の「炎上」は、ドラマの視聴率を上げるためにわざと仕組んだのではないか、というリプライに対しては、

「ぶっちゃけると、ツイッターはまだ人数が少ないので、数字にはびくとも。影響しないと思われ…」

と否定している。