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地震保険契約 一番伸びたのは滋賀県

   2009年度末時点の地震保険の契約件数が最も伸びたのは滋賀県だったことが、損害保険料率算出機構の調べでわかった。滋賀県の伸び率は10.1%、次いで長崎県の9.4%、富山県9.2%、福井県8.6%、石川県8.5%、佐賀県8.4%と続く。

   同機構は、「傾向としては、直近で大きな地震があった地域では伸び、また東海地区のように、常に地震への備えがある地域では伸び率は低くなります」と説明。北陸3県で伸び率が高いのは、このところ地震の発生が相次いだためとみられる。

   一方、滋賀県は08年度が5位、07年度も3位と、伸び率で上位をにぎわしている。地震など災害が少ない県だが、「昨年は姉川地震から100年目にあたる節目の年で、パネル展示や防災イベントを開催して、啓発に取り組みました。その効果があったのならいいんですが」(滋賀県防災危機管理局)と話している。

   なお、09年度末の地震保険の契約件数(速報値)は、全国の合計で1227万3102件。前年度に比べて3.6%増えた。

   伸び率が最も低かったのは北海道の1.2%。次いで広島県1.6%、三重県1.8%が1%台。