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働く女性、過去最多の2329万人 非正規雇用が半数超

   女性の雇用者数が、過去最多となった。厚生労働省がまとめた2010年版「働く女性の実情」によると、女性の雇用者数は前年比18万人増の2329万人になった。男女合計の雇用者総数は5462万人で、女性の占める割合は0.3ポイント上昇の42.6%となり、3年連続の上昇で過去最高となった。

   雇用形態でみると、女性の正規雇用者数は1046万人、非正規雇用者は1218万人となり、女性雇用者に占める非正規雇用者の割合は53.8%と、比較可能な2002年以降で最高となった。

   また産業別でみると、「医療・福祉」が483万人(女性の占める割合20.7%)と最も多く、次いで「卸売業・小売業」の477万人(20.5%)、「製造業」292万人(12.5%)、「宿泊・飲食サービス業」(8.4%)となっている。比較可能な07年以降でみると、初めて「医療・福祉」が「卸売業・小売業」を上回った。