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配信写真掲載のヤフーにも賠償命令 三浦和義元社長の「手錠姿」

   1981年のいわゆる「ロス疑惑」をめぐって、08年に米国で逮捕され自殺した三浦和義元社長の遺族が、ポータルサイトに掲載された記事と写真で精神的苦痛を受けたとして、サイトを運営するヤフーと写真配信元の産経新聞社に対して660万円の損害賠償を求めていた訴訟の判決が11年6月15日、東京地裁(松並重雄裁判長)であった。判決では、写真が「元社長に対する遺族の敬愛追慕の情を侵害した」として、両社に66万円の支払いを命じた。

   問題となった写真は、三浦元社長が1985年に逮捕された際、手錠姿で連行される様子を撮影したもの。ヤフーが新聞社から配信を受けた写真を理由に、賠償を命じられるのは初めて。