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東方神起めぐりツイッター炎上 エイベックス松浦社長がアカウント削除

   エイベックスの松浦勝人社長がツイッターで同社所属の韓流グループ、東方神起のファンとトラブルになり、ツイッターを辞めると宣言。2011年7月20日にアカウントごと削除してしまった。

   東方神起の曲「忘れないで」(2009年発表)を中国の歌手がカバーし、2011年7月16日、その音源がYouTube上にアップされた

中国人歌手のカバーにファン激怒

   この曲は2010年までグループに所属したジェジュンさんが作曲したもの。ジェジュンさんは現在、一緒に脱退したジュンスさん、ユチョンさんとJYJというグループを組み、別の事務所に所属している。

   東方神起とJYJのファンにとって思い入れのある曲だったようで、YouTubeには「許せない!」といった非難のコメントが殺到した。さらには、「エイベックスが『忘れないで』の権利を中国に売却」という根拠のない噂まで出た。

   これについて、松浦社長は2011年7月17日にツイッターで、「正直この話は自分も青天の霹靂」とコメント。「勝手にやられたこと」だとし「それなりの対応はする予定」とした。

   しかしその後ファンから「信用できない」といった非難が続いたため、松浦社長は「俺がやったにちがいないと勝手に勘違いして、匿名で俺に大人げない文句を言ってる人。痛いし、寒いね…これは、うちが、被害者だからね」と投稿。「俺もこんな事ばかりじゃやってる意味がないからTwitterは写真以外休むことにするわ!」と宣言した。

アンチの攻撃に「クソガキ」と応酬

   だがすぐにはやめず、アンチからの「なんでおまえが社長できんの?」といった攻撃に対して「おまえもやれるならやってみればいいんじゃない」「クソガキ」などと応酬。20日未明になって最後に、

「公認アカウントなんでアメリカ本国に申請しないと削除できないので多少時間がかかっています。(中略)たくさんのかたからやめないでといわれたことは大変うれしいですが、決めた事は実行しないと気がすまないたちなので申し訳ありません。皆様に大変感謝いたします」

と呟き、アカウントごと削除してしまった。

   松浦社長は、2010年も韓国での所属事務所との契約トラブルで活動休止中にあった東方神起についてツイッターに投稿したところ、ファンに攻撃されて炎上したことがある。

   今回のツイッター削除騒動は2ちゃんねるでも話題になり、松浦社長に同情的な見方も多かったものの、「無視すればいいのに 何でいちいち反論するんだろ」といった見方も多数寄せられた。

   また、韓国メディアによると、この中国人歌手はその後声明を発表。「忘れないで」をカバーしたことで、東方神起のファンに不快感を与えてしまったと謝罪した。カバーするに際してエイベックスは無関係だったと説明し、著作権を守ることを約束したという。