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福島第1原発吉田所長 「死ぬだろうと思ったことが数度あった」

   政府は2011年11月12日、東京電力福島第1原子力発電所の敷地内を事故後初めて一部報道陣に公開した。取材は細野豪志原発事故担当相の視察に同行する形で行われ、吉田昌郎所長は事故後1週間を振り返って、

「死ぬだろうと思ったことが数度あった」
「最悪するとメルトダウンが進んでコントロール不能になる可能性を感じだ。終わりかな、と思った」

と述べた。また、原発の現状については

「原子炉は安定しているが、作業するにはまだまだ厳しい状況がある」

と説明した。