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明石家さんまがメッシに「間抜け」な質問 日テレのインタビューが海外でも「酷評」

   サッカー・トヨタ・クラブワールドカップ(W杯)で優勝したバルセロナ(スペイン)のリオネル・メッシ選手(24)に対して、テレビ局が行ったインタビューが「ひどい」と話題になっている。

   2011年12月18日、W杯決勝が横浜国際競技場で行われ、欧州代表のバルセロナが南米代表のサントス(ブラジル)を4対0で下して優勝した。

「引退後はどうするんですか?」

スウェーデンメディアも報道。「メッシに何が起きた?」
スウェーデンメディアも報道。「メッシに何が起きた?」

   そんな中、決勝で2点入れる大活躍をしたエース、メッシ選手に対して、試合を放送した日本テレビが手際の悪い対応をしてしまった。

   優勝セレモニーでチームメイトが歓喜に浸る中、メッシ選手一人だけを特設スタジオに呼び出し、インタビューを行った。

   サッカー女子日本代表の澤穂希選手や、お笑い芸人の明石家さんまさんら、出演者みな拍手で歓迎したのだが、メッシ選手は少し困ったような顔をしている。さんまさんが、後ろからコートをかけようとしても、首を横に振って断ってしまう。

   そして、通訳が「一問一答です。もう時間ないんで」と伝え、さんまさんが「どうもありがとうございます。サッカーの質問はみんな聞いてるやろうから、老後はどうしはるんですかと」と質問する。

   すると、メッシ選手は通訳を通して「まだ引退まで時間があるので、それが終わったら考えます」と返答し、すぐ後ろを向いてチームメイトのもとに行ってしまった。少し後味の悪い感じだ。

「メッシ全然笑ってないな」「真剣に戦う選手に失礼」

   さんまさんらは「そんな時間がなかったんだ」「一瞬でも来てくれただけでも貴重」などと笑顔で話していたが、この一連の流れがネットで話題になり、

「メッシ全然笑ってないな」「さんまの質問は完全に間抜け」
「セレモニー中に無理矢理連れてきて引退後の質問とか日本最低だな」
「サッカーにくだらないお笑いとか全く必要ない。真剣に戦う選手に失礼」

といった書き込みが寄せられた。もっとも、メッシ選手は質問前から怪訝な顔をしているので、質問だけでなく、セレモニー中に呼び出したということ自体が余り良くなかったのだろう。日テレの段取りの悪さを指摘するものもあった。

   さらに、このインタビュー動画がYouTubeにアップされ、海外から「日本人はバカだ」「コメディが失敗したみたいだな」といったコメントが寄せられている。スウェーデンのウェブメディアでも紹介され、「日本のテレビ局は、スタジアム内にスタジオを設置して、メッシの独占インタビューを行ったが、失敗に終わった」と書かれていた。