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小林よしのりが秋元康と対談 「AKBが大東亜共栄圏を作りつつある」

   「ゴーマニズム宣言」などの作品で知られる漫画家の小林よしのりさんが、雑誌上でAKBのプロデューサー、秋元康さんと対談した。以前からAKBの大ファンを公言している小林さんだが、今回も大絶賛している。

   2011年12月20日発売のオピニオン誌「WiLL」(2012年2月号 ワック社)に掲載されたもので、小林さんと秋元さんのほか、AKB48のナンバー3、柏木由紀さんも参加している。「新春鼎談 AKB48は大東亜共栄圏」という強烈な見出しだ。

ゆきりん以外では峯岸みなみ、渡辺麻友推し

   小林さんは、ブログなどで以前からAKBのファンであることを公言していて、総選挙の会場に行っていたほか、大島優子さんがドラマの中で「処女喪失」した際には、大きなショックを受けていた。大島さんには「失望」したといい、ここ最近は柏木さんを強く推しているという。

   今回の対談でも柏木さん本人を目の前にして「ゆきりんには日常性があるんですよ。存在がリアルだから、本当に好きになっちゃいそうな感覚がある(笑)」とべた褒め。

   K-popアイドルは「全員美人」だが、日本人からすると誰が誰だかわからないとし、AKBのメンバーは「一人ひとりの個性が際だっているんです」としている。

   小林さんは柏木さん以外だと、峯岸みなみさん、渡辺麻友さん、河西智美さんが好きだということだ。「小林さんみたいな人のことを『DD(誰でも大好き)』って言うんですよ」と秋元さんに突っ込まれている。

「AKBを可愛いと思う感覚」はアジアで共通

   凄いのはここからだ。インドネシアのジャカルタに拠点を置くAKB初の海外姉妹グループ、JKT48が2011年秋に発足した。小林さんは、「AKBを可愛いと思う感覚」はアジアで共通しているとし、「AKBはアジアの共通観念。無意識で大東亜共栄圏をやってしまっているんですね(笑)」と話す。

   韓国はK-popの海外普及を、国家戦略としてやっている。小林さんは日本もそうするべきだとし、「秋元さんがAKBを武器に、一人で日本国家の威信を回復しようとしている」。また、「国民的アイドル」と言われることもあるAKBだが、「国民という単位を一つの話題で話し合えるようにまとめたことは、すごい貢献だと思いますよ。(中略)AKBは日本国民を束ねられるんじゃないか」と期待しているということだ。

   この記事はネットでも少し話題になっていて、「凄まじいタイトルだなあ」というものや、実際に読んだ人からは「ゆきりんの発言がほとんどなく、事実上のお飾り。ゆきりんよ、こういうワケのわからねえ企画に利用されないでくれ…」といった感想が寄せられていた。