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「赤ちゃんに会いに来ない」記事に スノボ今井メロがブログで大反論

   「病院にいる超未熟児の娘に、週1回しか会いに来ない」。元スノーボード日本代表の今井メロさん(24)が、こんな女性誌のバッシング記事はおかしいとブログでブチ切れている。

   今井メロさんは2011年11月9日に、長女を出産したが、体重が1000グラム未満の未熟児だった。双子のうち1人が上半身のない「無心体」と分かり、予定より3か月も早く帝王切開で早産したからだ。

激怒している病院スタッフも多いと報じる

ブログで反論
ブログで反論

   長女は現在、東京都内の病院の新生児特定集中治療室(NICU)でケアを受けながら、保育器で育てられている。

   ところが、「女性自身」の2011年12月20日発売号は、今井メロさんが「赤ちゃんに会いに来ない」と激怒している病院スタッフも多いと報じた。

   記事では、病院関係者の話として、メロさんが退院して1か月で病院を訪れたのは5回ほどだとし、母乳がなくなったと催促しない限りは来ないと指摘した。メロさんの反論も紹介しており、それによると、メロさんは長男の風邪が感染するのを恐れたほか、経済的に苦しく病院まで1時間以上と電車賃もかかることを挙げた。また、長男を預ける病院の託児所が平日の昼間しか開いておらず、メロさんが服用するぜんそくの薬を飲んでいるときは母乳パックを持っていけないこともあるという。

   メロさんは今後、芸能活動を再開させ、異常妊娠・切迫早産の体験記も出版したいと明かしたとしたが、記事では、その前に「母として、やるべきこともある」と批判している。

   女性自身の記事について、メロさんは早速、20日のブログで「おかしい事だらけ」と反論した。

医療関係者は、毎日行く必要を疑問視

   病院では、個人情報を外部に漏らしたことになると問題になり、記事が事実と違っていると激怒していたという。メロさんも、経済的な苦しさがあることを認めながらも、自らも風邪をひいて行きたくても行けなかったとし、誤解を生む書き方だと怒りをぶつけた。病院へも、帝王切開した傷口を押さえながら、5回以上行っているとしている。

   ネット上では、「何、病院が個人情報駄々漏れしてんだよ」「こんな事をいちいち取材して晒す方もどうかと思うが」「ブログ見る限り頑張って育てようとしてると見受けられるけどな」といった女性誌に批判的な声も多い。

   ある医療関係者は、病院や長女の状態を見ないとなんとも言えないとしながらも、毎日のように病院へ行く必要があるのかについては疑問視した。自宅のそばなら毎日行ってもよいが、遠いと出産後の母親には大変な労力になりかねないという。メロさんの体調がよくないなら、母乳ばかりでなく、人工授乳をしてもよいのではないかと言っている。