J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

NMB目に余るトラブル頻発 秋元康氏も運営に異例の苦言

   AKB48の姉妹グループ、NMB48の運営に対して総合プロデューサーの秋元康氏が注文を付けた。NMBはここ最近人気が上昇している一方でトラブルも頻発していて、運営のあり方が問われている。

   AKBは2011年12月からSNS、グーグルプラスを利用。AKBのほか、SKEなど姉妹グループのメンバーも登録し、互いに交流していた。

「ファンのみんなは、まだ納得していない」

秋元氏、異例の苦言。
秋元氏、異例の苦言。

   そんな中、2012年2月24日、NMBの藤田留奈さん(14)が「うん かいとのママに電話したあかんかなぁ?」と投稿した。これが、藤田さんが「かいと」という特定のファンへの私信を送っているのではないか、と見られ騒動に発展した。

   27日に、NMB支配人が「いとこにカイトさんという方がいるそうで、誤変換した文章の誤送信です」と説明し事態を収めようとしたのだが、対応が遅かったことに加え、言葉が足りないと判断され、「信用できない!」などと炎上。火に油を注ぐ結果となってしまった。

   こうした事態について、28日夜、秋元氏が「NMBのスタッフには、『ファンのみんなは、まだ納得していないみたいだよ。ちゃんと説明しなさい』と言っておきました」と投稿。秋元氏はAKB系の総合プロデューサーだが、姉妹グループの運営に対して表立って苦言を呈するのは異例だ。

「鉄のパンツ」引き合いにメンバーに警告?

   NMBはデビューからシングル3作連続オリコン首位獲得と、順調に人気を獲得している一方で、トラブルが多いグループとしても知られている。この半年だけを見ても、2011年9月に彼氏とのキスプリクラが流出した島田玲奈さんが謹慎。同月、吉田朱里さん、松田栞さんも具体的な理由も説明されないまま相次いで謹慎となった。

   2012年1月には3人とも復帰したのだが、復帰をファンによる投票で決めるという運営のやり方について「説明責任を果たさないでファンに丸投げ」と批判が出ていた。

   こうした状況について秋元氏も業を煮やしていたのだろう。さらに、「恋愛禁止」をモットーとするAKB系アイドルとしての自覚のないメンバーに対して不満を抱いているという説も出ている。

   2月に発売されたNMBの新曲「純情U-19」の中に、「19歳まで純情を守らせてくれ」「大人にはなれるでしょう いつの日にか だからもう少しだけ鉄のパンツ」という秋元氏による詞がある。「『鉄のパンツ』を敢えて歌詞に入れることでメンバーに警告している」というのだ。

   秋元氏の指示を受けて、NMB支配人は29日未明に再度説明。ファンからは「これからはもっと迅速な対応が必要だと思いますよ」「運営の体質も良い方向に変わってください」といったコメントが寄せられていた。