J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

大塚キャスター病室から電話 「秋口にはスタジオ行きたい」

   急性リンパ性白血病で2011年11月2日から休養している「めざましテレビ」(フジテレビ系)のメーンキャスター・大塚範一さんが12年3月末で番組を卒業する。

   3月30日放送のめざましテレビでは、共に卒業する伊藤利尋アナウンサー、スポーツキャスターの遠藤玲子さん、エンタメキャスターの皆藤愛子さんとあわせ、ラストの15分間で大々的に「卒業式」を行った。

治療は3分の1終了

   番組では1995年から新人アナウンサーとして登場した伊藤アナをはじめ、2007年からスポーツキャスターを務めている遠藤さん、05年にお天気キャスターとして登場した皆藤さんがそれぞれあいさつした。

   その後、大塚さんが病室から電話で出演し、「おはようございます。非常に元気な闘病生活を送っております」と元気そうな声を聞かせた。現在は半年かかる長期治療のおよそ3分の1が終わった状態で、強い副作用がなければ普段と変わらない生活を送れているという。

   卒業生にもエールを送った。伊藤アナには「めざましの歴史は伊藤くんの成長の歴史ではないかと思う。これからは自身も周囲も仕事をセーブしながら、仕事に力を注いでほしい」。産休に入る遠藤さんには「産休後戻ってきた時も是非スポーツに関わる仕事を続けてほしい」、皆藤さんには「こんな可愛い大学生がいるのかと思うような衝撃のデビューで、それからずっと皆さんを癒し続けてくれた。これからもっともっと色んな番組で私たちを楽しませてほしい」と語りかけた。伊藤さんは真剣に、遠藤さんと皆藤さんは泣きながら聞き入っていた。

   最後に軽部真一キャスターや伊藤アナが「大塚さんが元気になるのをこのスタジオで待ってます」と声をかけると、大塚さんは「秋口には必ずうかがいたい」と答えた。

「15分泣きどおし」感動するツイッター民

   ツイッターではめざましテレビの視聴者が大塚さんら4人へねぎらいの声を送っている。

   「めざましのかおが4人も卒業しちゃったね…」「めざましと共に大きくなったから、主要なメンバーが卒業しはるの寂しいな」などと寂しがる声が多く、中には「ずっとめざましっ子なので、不覚にも号泣してしまった…」「めざましの大塚さんの卒業のVTR流れて15分泣きどおしでした」という人もいる。

   2ちゃんねるでは辛口コメントも多いが、「普段絶対に泣かない皆藤が泣いてたのはちょっと込み上げてくるもんがあったな」「なんかすごかった 状況は決して思わしくないのに あれがキャスターの意地なんか」と素直に感動、感心している人もいるようだ。