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「相手と折衝するときのマナーも知らない」  週刊朝日「おわび」に橋下市長不快感

   朝日新聞出版は2012年10月18日21時頃、大阪市の橋下徹市長に関する週刊朝日の大型連載「ハシシタ 奴の本性」について、河畠大四・週刊朝日編集長名で謝罪コメントを発表した。

   コメント全文は以下のとおり。

週刊朝日次号で「おわび」を掲載

「記事中で、同和地区を特定するような表現など、不適切な記述が複数ありました。橋下徹・大阪市長をはじめ、多くのみなさまにご不快な思いをさせ、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。私どもは差別を是認したり、助長したりする意図は毛頭ありませんが、不適切な記述をしたことについて、深刻に受け止めています。弊誌の次号で『おわび』を掲載いたします」

   橋下市長は10月18日22時過ぎからツイッターを連続で更新し、週刊朝日の対応について、

「先方はクローズで直接話したいと言っていますが、言論機関でここまで公で血の論理を展開した以上は、言論市場の場で議論すべきです」

と指摘。その上で、週刊朝日の公式アカウントが、

「2回目もご期待ください。1回目、まだよんでないかたは是非!」

とツイートしていたことについて(ツイートはすでに削除)、

「編集長は、僕のところへ何を説明に来ると言うのか。相手と折衝するときのマナーも知らない」

と不快感を示した。

複数のコメンテーターを、名指しで批判

   また、橋下市長がツイッターの文面で使用している表現「血の論理」については、

「人種差別の肯定、ナチスの肯定、民族浄化の肯定、ホロコーストの肯定は、これは許されないとうい(原文ママ)のが一定のルールだ。議論する余地なしというもの」

と主張。議論の余地があるともとれる見解をテレビ番組内で示した複数のコメンテーターを、名指しで批判した。