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TBSが自民党ネガキャンペーン?? 痴漢報道中になぜか安倍総裁の笑顔が…

   自民党の安倍晋三総裁(58)が、TBSに怒り心頭のようだ。

   痴漢のニュースを放映中に安倍氏の映像を流したのだ。総裁は「いよいよネガキャンが始まったか」と憤り、また多くのネットユーザーもTBSに怒りをぶちまけている。

「私のところに謝罪があってしかるべきだが、何もない」

   2012年11月16日放送の「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)で、電車内で女子大生の胸を触ったという、NHKニュースキャスターの森本健成容疑者(47)についてのスポーツニッポンの紙面を紹介する場面でのできごとだ。

   アナウンサーが痴漢の状況を説明したのだが、「東急田園都市線の急行電車内で…」と読み上げる間、スポーツ紙を映していた画面がなぜか安倍氏が談笑している映像に切り替わったのだ。

   この後アナウンサーが「先ほど関係のない映像が流れてしまったということで、失礼しました」とあっさり謝罪、司会のみのもんたさんはすぐに次の話題へ移った。

   これがインターネット上で話題になり、安倍氏の耳にも入ったらしい。安倍氏は11月18日、自身のFacebookにこう書き込んだ。

「11月16日放送のTBS『みのもんたの朝ズバ!』で、NHKキャスターの痴漢行為を、ニュースとして流す中で、なんと私の顔写真が写し出されたそうです。ネットの指摘で明らかになりました。その日はまさに解散の日。ネガティブキャンペーンがいよいよ始まったのでしょうか?もし事故なら私のところに謝罪があってしかるべきですが、何もありません。『はい、先ほど、あの関係のない映像が出てしまったという事ですが、大変失礼しました。』と番組内で女性アナウンサーが言ったきりです」

「731部隊」特集に安倍氏写真で行政指導の「前科」も

   安倍氏はさらに、過去のTBSの「前科」についても触れている。

「かつてTBSは、私が前回の総裁選に出た際、『731細菌部隊』の報道のなかに私の顔写真を意図的に映り込ませる悪質なサブリミナル効果を使った世論操作を行いましたが『・・・またか。』との思いです。これから1ヶ月こうしたマスコミ報道との戦いです。私は皆さんと共に戦います」

   安倍氏が書いているように、TBSは06年7月21日、旧日本軍の生物戦部隊「731部隊」に関する特集の中で、内容とは関係のない安倍氏の写真を映した。安倍氏はその後記者会見で「意図的であれば恐ろしいと思うし、政治生命を傷つけようということであれば問題だ」と発言。TBSは7月26日に「誤解を与えかねない映像」として謝罪、総務省から8月11日に厳重注意の行政指導を受けた。

   こんな「前科」もあったことから、インターネット上では怒りが爆発している。安倍氏のFacebookには、「悪意がみえみえですね。頑張って下さい!」「影響力を失ったマスゴミなど、虫けらのごとく無視しましょう」「安倍さんは敵が多いですが、その分支援しています」など、TBSへの怒り、安倍氏への応援など、2000件を超えるコメントが書き込まれている。

   ツイッターや2ちゃんねるでも、「絶対わざとだろ」「このやり方は卑怯すぎる」など怒っている人が圧倒的多数だ。また、「マスゴミは本当に安倍さんが嫌いなんだな こりゃ絶対に投票に行かないとw」といった、「安倍氏に投票したい」という声も上がっている。