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ほしのあき、小森純…ブログでだんまり 「ペニオク」芸能人は「おとがめなし」なのか

   入札に手数料がかかる「ペニーオークション」サイトの詐欺事件をめぐり、同サイトで実際には落札していないにもかかわらず「落札した」などと複数の芸能人が嘘の記事を書いていた問題で、芸能人らの処遇に注目が集まっている。

   所属事務所が相次いでホームページにお詫び文を掲載し、報道機関に対して謝罪を述べる中で、ほしのあきさんについては「謹慎、もしくはそれ以上の厳罰」という言葉まで出た。また、小森純さんは出演予定の番組から名前が消されていたことがわかった。

ほしのあき事務所「それ(謹慎、もしくはそれ以上の厳罰)はないですね」

   現時点で、オークションサイトをめぐる不適切な書き込みをしたとして、報道で名前が挙がっているのは、ほしのあきさんのほか、小森純さん、松金ようこさん、熊田曜子さん、永井大さん、お笑い芸人ピースの綾部祐二さん。このほか、ネットでは20人以上の芸能人が宣伝のような投稿をしていたと報告されている。名前のあがった芸能人のほとんどは、それぞれブログに謝罪文を書き込み、所属事務所はホームページ上にお詫びを掲載した。以降、ブログの更新はされていない。

   名前が挙がったなかでとりわけ、ほしのあきさんについては、処分が重くなるのではと言う見方が報道では強かった。所属事務所は「経緯を見ながら処分を検討」とホームページで述べ、東スポ(電子版)が2012年12月15日に伝えたところによると、「謹慎、もしくはそれ以上の厳罰を下すと明言」したという。

   ところが、ほしのさんの所属事務所の担当者は、20日J-CASTの取材に対し、「それ(謹慎、もしくはそれ以上の厳罰)はないですね」という。「処分については現在も検討中」としつつ、こう話した。

「ブログは、現在はまだ記事をあげるべきではないということで、自粛と言う形にさせていただいています。時期を見て再開させたいとは考えていますが…」

   ここ最近、ほしのさんはメディアへの露出が減っていたため、自粛する活動もないというのが実際のところのようだ。

NHKの番組紹介から「小森純」の名前消える

これまでどおり仕事を続けさせていくという
これまでどおり仕事を続けさせていくという

   一方、騒動の影響が徐々にだが仕事に出始めていそうなタレントもいる。小森純さんだ。13日に都内で行われたイベントにも顔は出したものの、個別の質問を受ける囲み取材は急遽キャンセルした。

   すでに、NHKの番組 ページからは名前を削除された。12月24日・25日放映 予定のNHK Eテレ「未来へのアクション@東北学院大学」だ。12月15日におこなわれた収録の事前告知には名前がのっていた。しかし、騒動が激化した15日を境にNHKホーム ページの「番組の出演者」から名前が消えてしまった。

   ただ、実際に、名前が消えたことに直接「ペニオク」騒動が関連しているかは不明だ。小森さんの事務所によると、「NHKからは編成上の都合と言われた」そうだ。そこで、NHKにJ-CASTニュースが取材したところ、担当者ではない男性から「番組への出演を取りやめたため、ホームページから削除しました」 「収録には参加しておらず、出演はありません」とだけ回答があり、詳しい理由はきけなかった。

   なお、水曜レギュラーをつとめるヒルナンデス!(日テレ系)の12月19日放送分には騒動に触れず出演している。事務所によると、小森さんへの処分はとくにとらず、これまでどおり仕事を続けさせていくという。ほしのさん以外の芸能人についても今のところ、それぞれの事務所のお詫び文章の中に「処分」をうかがわせる文字はない。