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「きええさらへ」「きええさひふらへへほひふふ」 吉野家「ツイッター」に意味不明文字

   牛丼チェーン「吉野家」の公式ツイッターに、「きええさらへへほひ」などといったつぶやきが連続して書き込まれた問題で、吉野家ホールディングスは何者かに違法アクセスされた可能性がある、と発表した。

   ネットでは、アカウントを乗っ取ってまで書いたにしては文章が意味不明すぎから、何かの暗号なのではないか、などとして解読を進めている人もいる。しかし、これといった決め手はないまま、実は乗っ取りではなくて、打ち込みミスか、パソコンのトラブルだったのではないか、などといった噂が広がっている。

何かの暗号?ネットで解読が進められた

   問題となったつぶやきだが、

「きええさらへ」
「きええさひふらへへほひふふ」
「ひきええさひふらへへへはへはるるはるふへはひはるはへふひらへへほひふふ」

などといったものが連続して6回ほど2013年4月22日の午後5時近くに吉野家の公式ツイッターに出現した。フォロアーから「これは何ですか…?」という質問が届くと、吉野家はこの公式ツイッター上で、不快な思いをさせてしまったと謝罪し、ツイッターにログインするパスワードの変更を行い、連携アプリも正常の状態に修正した、と説明した。そして、正常な状態に戻ったことが確認されたため、問題のツィートを削除すると報告した。

   パスワードを変更した後は、変なつぶやきが現れることはなく吉野家ファンは胸を撫で下ろしていたがネットの一部では、せっかくアカウントを乗っ取ったのに「犯人」のつぶやきが意味不明すぎるとして、これは何かの暗号なのではないのかと解読が行われた。

「きええ→G55 らへへほひ→O^^-v なにか思い当たる節はないか?」

など、タイピングの文字列を変えたり、平仮名打ちなどを試みていたが、成果は得られなかったため、いい加減に打ったものをアップしただけなのだろう、といった結論になった。

   そうした中で浮上したのが、乗っ取りなどではなく、吉野家のツイッター担当者の単純ミス説だった。

「社内の管理体制を強化していく」と吉野家

   ネットの掲示板などには、

「キーボード触りながら うとうと寝ちゃってたんじゃねーの?」
「つまり担当者の子どもがイタズラしたとは言えないから、不正アクセスに責任転嫁?」
「スマホって濡れると誤作動というか誤タッチを起こすからそれじゃないの?」

などといったものが書き込まれるようになった。また、吉野家は現在、牛丼並盛の280円セールをしているから、「炎上マーケティング」の一種なのではないか、などと、とんでもないことを考えている人もいた。

   吉野家ホールディングス広報に話を聞いてみると、公式ツイッターは特定の人間しか投稿できないため、今回の「事件」は、違法アクセスによって行われたものだと認識している、と説明した。ただし、こうしたことは吉野家にとって初めてのケースであり、警察に届けを出したり、違法アクセスをした人間の特定は行わないという。これからはパスワードを定期的に変更し推測しにくい文字列に変えるなどし、社内の管理体制を強化していくという。