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「ワンピース」をdisり「炎上王に オレはなる!」 ベース高田の「炎上マーケティング」は成功したか?

   自身のツイッターやブログで不適切な発言を繰り返し、批判を集めて知名度を上げる手法を「炎上マーケティング」などと呼ぶが、それをまんまとやってのけたバンドのベーシストが現れたようだ。

   それは高田雄一さん(36)で、国民的マンガ「ワンピース」の悪口を書きツイッターを「炎上」させた。釣られたネット民は最初、高田さんが何者か分らず経歴などを調べる作業が行われた。炎上すると高田さんは自身のバンドのコンサートスケジュールやメンバーの紹介を始め、「炎上王に オレはなる」などと勝利宣言をした。

「今日も相手してやんよ クソニートども」

   高田さんは中高生を中心に高い人気を得て08年に活動を休止したロックバンド「ELLEGARDEN(エルレガーデン)」のベーシストとして活躍し、現在はメタルバンド「MEANING」のベースを担当している。そんな高田さんが13年5月13日に自身のツイッターでいきなり、

「少年ジャンプを買うのは高校生以来です。 ワンピースのとこ破って燃やそ」

とつぶやいた。フォロアーから「ワンピース」なぜ嫌いなのかと問われると、「鳥山劣化版」と答えた。この鳥山というのはマンガ「ドラゴンボール」作者の鳥山明さんのことだ。

   高田さんのツイッターには「ふざけんなよ!!ファンと尾田栄一郎先生に謝れ!!」「ライブ中に発煙筒投げてステージ上で叩っ殺すぞ? ※ガチ」「炎上しろ糞!お前をディスってやっか?」などといった批判が集中し「炎上」してしまった。高田さんはこれに対し、

「お前もやったろか。」「今日も相手してやんよ クソニートども」

などと応戦し、騒動がさらに広がることになった。

   なぜ急に「ワンピース」批判を始めたのか。さらに「ちなみに進撃とテラフォもキライです」などと追加をしたのだろうか。「進撃」というのは現在アニメも放送中の大ヒットマンが「進撃の巨人」のことで、「テラフォ」はこれも大人気の「テラフォーマーズ」のことだ。悪口を書けばファンから大バッシングを受けることが明らかな作品ばかりだ。

バンドメンバーから「雄一いつもありがとう」

   実は高田さん、ツイッターの自己紹介で、バンド「MEANING」の「ベースと炎上担当」と書いている。つまり今回のつぶやき「炎上マーケティング」だったようなのだ。「ワンピース」批判をした後にバンドのライブスケジュールを掲載し、ツイッターのリンクを指して「うちのボーカルです」とメンバー紹介したりしている。「テレビで謝罪しろ!」といった非難には「テレビに出たい」などと回答している。

   バンドメンバーから今回の「炎上」について、

「ワンピース厨、釣れる釣れる」
「うちの炎上職人をよろしくお願いします」

などといった激励が送られた。この騒ぎがネットニュースで報じられると、

「エキサイトニュースに載りましたね!何だかワクワクしますね!雄一いつもありがとう」

と感謝されていた。これで高田さんは気をよくしたのか、13年5月15日に

「炎上王に オレはなる。 ばかやろう」

と勝利宣言のようなものを発した。

   ニュースになった時もネットでは高田さんが何者か分らない、という声が多数出ていた。「エルレガーデン」のベースだと分っても、ボーカルなら知っているがベースまでは記憶にないという人が多かったが、今回の「炎上マーケティング」で高田さんの名前を知った人が多いのは確かで、次はバンドのコンサートにたくさんの客が集まりCDが売れるかどうか。「炎上マーケティング」が本当に成功したかどうかはもう少し先をみなければ分らない。