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マイケル・ジャクソンの娘が自殺未遂 数か月前から病みツイート「涙はどうしてしょっぱいのかしら」

   故マイケル・ジャクソンさんの娘、パリス・ジャクソンさん(15)が現地時間2013年6月5日朝、自殺をはかって病院に搬送された。一命は取り留めたという。

   本人のツイッターには、歌詞を引用しながら悩んでいる様子がつづられていて、国内外のメディアの注目を集めている。

「昨日まで私の悩み全てはどこか遠くにあるものだと思っていたんだけど それが今はまるで、ここにとどまってしまってるみたい」(ビートルズのイエスタデイの引用)

「涙はどうしてしょっぱいのかしら」

パリスさんは数か月前から病みツイートをしていた
パリスさんは数か月前から病みツイートをしていた

   このツイートをした後、パリスさんは鎮痛薬を20錠も飲み、キッチンナイフで手首を切ったとみられている。遺書も残していた。ただ、すぐに適切な処理を受け、現在は容態も落ち着いているという。

   パリスさんの祖母は、「多感な15歳というのは、誰であれ難しいものです。もっとも近しい人物を失ったときには特にね…」と話しているという。

   確かにここ数か月のパリスさんのツイッターからは、精神的に不安定な様子がうかがえる。

「みんな、私が取り乱しているときのことを大げさすぎるって思ってるけど、タコがストレスを感じたときに自分を食べるようなものだよ…」
「ディスコを燃やせ、DJをつるせ、だって彼らがいつもかけている音楽は、私の人生について何にも教えてくれない」
「人に『変われ』って言われるのが嫌い…。気にかけている人が、自分のありのままの姿を受け入れられないってことを知るのは辛い」
「一人で勉強するの嫌い…集中できない…勉強しようと思ったけど、ツイッターなう」

   この他にもゴッホが精神病院に入院していた際に描いた絵をツイッターアカウントの背景にしてみたり、「あなたは私にはセラピーが必要だって言うけど、でもダーリン、あなたもそう。私が言うことすること全部に、ケチをつける必要なんてない」という歌詞を書き込んでみたり。

   最後のツイートの1時間前には「涙はどうしてしょっぱいのかしら」と書いていた。

マイケルさんの死以来抑うつ気味

   アメリカでの報道によると、パリスさんは2009年に父親であるマイケルさんが亡くなって以来抑うつ気味になり、夜もあまり眠れていなかったという。

   確かに、ツイッターには「目覚まし時計が嫌い」「ベッドから出なきゃ・・・」「昼寝したい」といった書き込みも目立っていた。

   パリスさんは1990年、マイケルさんと、その2番目の妻・デビー・ローさんとの間に誕生。99年に両親が離婚した際に、母親のデビーさんがパリスさん、プリンスさんら兄妹の親権を放棄し、以来マイケルさんと暮らしていた。マイケルさんの死後はデビーさんが後見人となり、連絡を取り合う姿も目撃されていた。

   ただ、パリスさんらの親権をめぐっては親族間での争いも起きていた。一部報道では、これがパリスさんの精神に負担をかけていたのではないかと言う見方も出ている。