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細野豪志氏、吉野家に「生卵」持ち込み? 学生時代の「ほのぼの思い出話」に疑問の声も

   民主党・細野豪志衆院議員(41)の2013年7月31日のツイートが話題を呼んでいる。細野氏は参院選(7月21日投開票)で民主党が大敗した責任を取り、26日に幹事長を辞任したばかりだ。

   幹事長職を辞してSPの護衛がなくなったため、31日に羽を伸ばして牛丼チェーン「吉野家」で懇意にしている記者と食事をしたらしい。

定番の牛丼大盛、生卵、味噌汁を注文

ほのぼのエピソードを語った細野氏(2013年7月撮影)
ほのぼのエピソードを語った細野氏(2013年7月撮影)
「二年半ぶりの吉牛。SPさんとは行きにくかったので、久々に食べたくなりました。いろんなメニューができていて驚きましたが、スタンダードに大盛、卵、味噌汁にしました。 指が写っているのは、一緒に行った記者のものです。旨かった!」

   2年半前というと、2011年初頭だ。内閣総理大臣補佐官として東日本大震災を経験して以降、初めて「吉野家」を訪れ、メニューの変貌に驚いたそうだ。しかし新メニューには挑戦せず、定番の牛丼・大盛(440円)、生卵(50円)、味噌汁(50円)を注文したという。

   大臣経験者ながら「庶民感覚」あるツイートに、ツイッターでは好意的な声が寄せられた。そんな中、「細野さんは吉野家グループ(編注:吉野家のファン)ですか?」と問いかけられ、細野氏は次のように答えた。

「学生時代、吉野家が下宿の近くにありました。食べ慣れているからか、吉野家の味がしっくり来ます。あの頃は、生卵を持参してよく食べに行きました」

   吉野家への愛着をアピールする、一見ほのぼのとしたエピソードだが、この発言に疑問の声が殺到した。食中毒発生のリスクが高い生卵を、店内で注文するならまだしも、家から「持参」するのはどうなのかと、批判があがったのだ。

吉野家ツイッター「食べ物の持ち込みは原則お断り」

   細野氏の発言を疑問視したユーザーが、吉野家の公式ツイッターに、

「吉野家さんでは生卵持参のお客さんがいた場合にどのような対応をとられているのでしょうか?」

と質問した。これに対して、公式ツイッターは8月1日、

「店内でお食事されるお客様の食べ物の持ち込みは、原則お断りをさせていただいております」

と回答している。生卵に限らず、食べ物全般が持ち込み不可ということだ。

   細野氏が京都大学で学生時代を送った20年ほど前ならいざ知らず、どうやら現在は「細野流」吉野家の楽しみ方はできないようだ。