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「生活保護受給ネタ」は笑えるのか キンコン西野、相方・梶原の過去蒸し返すツイート

   お笑い芸人が親族に生活保護を受給させていたことが騒動になってから間もなく2年が経つが、いまだに怒りを抱えている人は多い。返金の意思を表示した次長課長の河本準一さん(38)も、メディアに露出するたび「出てくるな」「不愉快」と言われ続けているほどだ。

   キングコングの梶原雄太さん(33)も母親の生活保護受給を告白し、非難を浴びたが、相方の西野亮廣さん(33)に騒動を蒸し返されている。2人は「ネタ」としてやっているようだが、一部のネットユーザーからは反感を抱かれている。

西野「爆弾抱えてるの忘れたの?殺すよ?」

2人のやり取り
2人のやり取り

   発端は、梶原さんが2014年1月28日に投稿したこんなツイートだった。

「この前6才の長男とお風呂に入ってる時の出来事 長男『パパ…この前お友達に聞かれたんだけど…』僕『どした?』長男『あのね…西野さんって嫌われ者なの?』僕『え??』長男『嫌われてるの?』僕『………うん。』」
「長男『どうして嫌われてるの?』僕『えっとね……』長男『どうして??』僕『………よし!体洗おか!』長男『……うん!』」

   西野さんは「嫌われ芸人」としておなじみで、テレビ番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では「好感度低い芸人」1位という不名誉な称号を得ている。梶原さんとしてはそんな相方をおちょくる気持ちがあったのかもしれない。

   西野さんは以下のツイートで応戦した。

「お前、爆弾抱えてるの忘れたの?殺すよ?」

   ツイートには、梶原さんが初めて母親の生活保護受給を告白した、スポーツニッポンの記事の画像が添付されている。

   忌まわしき記憶を呼び起こされた梶原さんは「あなたには見えてないと思いますが僕は今バンザイのポーズをしています。」と、「全面降伏」だとリプライした。西野さんは重ねて「うむ。くれぐれも膝に爆弾を抱えていることを忘れないように。」とツイートし、梶原さんが会見で「不正受給をしている感覚は正直なところありません」と話している様子を報じたニュース番組のキャプチャー画像を送りつけた。

「梶原の件は冗談に出来ない」「許されると思うなよ」

   ファンは2人のやり取りに対し、「こらこら笑」「お2人ほんとうに仲良いですね」「その画像はだめー!(笑)」などとリプライを寄せている。きつい言葉を言い合える関係を微笑ましく思ったようだ。

   一方、一部のファンではない人は不愉快に感じたらしい。ネット上で、「西野さん、梶原の件は冗談に出来ない最悪のケースだからイジったら駄目だよ」「笑い話に出来る内容じゃねぇと思うんだがな」「国民の善意を逆手に取り、国の財布からお金掠め取った罪、許されると思うなよ」などと書き込まれているほか、2人のツイッターアカウントあてにも「どちらのツイートも笑えないんだよねぇ………NSC(編注:吉本興業のタレント養成所)からやり直す?」と苦言が寄せられた。

   梶原さんは12年5月、河本さんの母親の生活保護受給が問題になったのを受け、「誤解をされたくないし、隠すこともないので自分から全てお話ししたい」と、自らスポーツニッポンに母親の生活保護受給を告白した。

   母親は祖母の介護をしながら弁当店で働いていたが、会社が倒産して収入がなくなった上、足を骨折して働き口もなくなり、生活保護を受給し始めたという。11年3月から12年5月までに約140万円を受給し、その時点では返還は考えていないと話していた。

   梶原さんが02年11月に母親にマンションをプレゼントしていて、そのローンと共益費で毎月40数万円を支払いながら、母親に生活保護を受給させていたこともあり、「マンションに住みながら生活保護を受けるのは変」「梶原さんが仕送りすべきだった」という批判も出ていた。