2024年 4月 23日 (火)

「勝った、勝った、勝った」菅元首相、ツイッターで大はしゃぎ 大飯原発の再稼働差し止め命じる判決

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   定期検査のため現在運転を停止している関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、周辺住民らが「安全対策が不十分」などとして関西電力に運転の差し止めを求めた訴訟の判決が2014年5月21日、福井地方裁判所であった。

   判決は「運転再開を認めない」。「地震が起きた時に原子炉を冷却する機能に欠陥がある」(樋口英明裁判長)などと理由が述べられた。福島第一原発事故後、原発の運転再開を認めないとする判決が下されるのは初めてで、元首相の菅直人衆議院議員ら反原発派は歓喜。一方、政府は再稼働方針について「全く変わらない」としている。

菅官房長官「政府の再稼働方針は変わらない」

菅氏のツイート
菅氏のツイート

   判決を報じたニュースを受け、ネット上では「素晴らしき御裁き」「エクセレント!!訴訟を起こした住民の方々に感謝します」「樋口英明裁判長こそが『国民栄誉賞』に値する」など、反原発派のネットユーザーらが歓喜の声を上げている。

   裁判を傍聴していたという菅氏もツイッターを更新。

「勝った、勝った、勝った。大飯3・4号原発訴訟で運転してはならないとの判決。福島原発事故で原子力委員長が示した最悪の場合250キロ圏から避難が必要になるという指摘を引いて、大飯原発から250キロ圏の住民の訴えを認めた。沖縄以外の全ての県が原発から250キロ圏」
「福井地裁の判決は福島原発事故を極めて重要な判断基準としている。福島で避難の過程で『少なくとも60人が命を失った』と指摘し、250キロ圏の避難の可能性にも触れている。また被告の電力会社の主張を楽観的見通し過ぎると批判。画期的な判決だ」(原文ママ)

と興奮を隠さない。

   関西電力は判決を「誠に遺憾」とした上で、控訴する意向を示している。

   なお、菅義偉官房長官は判決が下された後の5月21日の会見で、原子力規制委員会が安全性を確認した原発を再稼働させるという政府の方針については「全く変わらない」と強調した。

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