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錦織決勝進出で恩師・松岡修造が大人気 「熱い発言」を期待、ブログが「パンク」状況に

   錦織圭選手(24)の全米オープン決勝進出で最も「株」が急上昇しているのは松岡修造さん(46)なのだそうだ。バラエティーなどで見る松岡さんは単なる暑苦しいオジサンに見えていたようだが、錦織選手の恩師だったことがわかると、過去のテニスでの活躍や発言に対する興味が集まり、見直されているのだ。

   そのせいか、松岡さんのホームページにアクセスが殺到しすぎてサーバーがパンク状態になり、ブログなどが閲覧できにくい状況が続いている。

二人の出会いは01年のプロジェクト「修造チャレンジ」から

テニスが結びつけた、2人の「熱い絆」(画像はイメージ)
テニスが結びつけた、2人の「熱い絆」(画像はイメージ)

   松岡さんのホームページにあるブログなどの閲覧ができなくなったのは、2014年9月6日(日本時間7日)、錦織選手がジョコビッチ選手を破り決勝に進むことが決まった頃からだ。14年8月8日の昼過ぎになってもブログの閲覧ができない。所属事務所のIMGに問い合わせると、担当者は、

「松岡がテレビに出る機会が多くなったため興味を持つ人が増えたことに加え、錦織選手に関する松岡の新しい発言が読みたいという理由などからアクセスが集中し繋がりにくくなった」

と説明する。サーバーの増強は考えていないため、時間をおいてからまたアクセスしてほしいということだった。

   松岡さんといえば今では「日本一熱いタレント」といった表現で語られることが多く、世界的なテニスプレイヤーだった時代を知らない人も多い。それが「錦織選手の恩師」とTVで紹介されたため驚いたようだ。

   2人の出会いは01年、錦織選手が11歳の時。松岡さんが小中学生を中心に世界で通用する選手を育成しようというプロジェクト「修造チャレンジ」を立ち上げ、そこに錦織選手が参加した。以来、松岡さんが錦織選手を見守る言葉が秀逸だと話題になっている。08年の18歳の時にデルレイビーチ国際テニス選手権を制覇し、日本人のツアー優勝は松岡さん以来16年ぶり2人目と報道された。その時松岡さんは、

「早い、18歳は早い。この快挙は日本以上に海外で盛り上がっていて、凄い奴が来た、世界NO.1のフェデラー以上かも、と伝えられている。それは勝ったからではない。テニスがいいからだ」

などと語っている。

「全てを持っている圭が決勝で戦えば負けることはない」

   12年2月5日に放送された日本テレビ系「おしゃれイズム」では、全豪オープンでベスト8に入ったことに「圭は凄いですね~!」を連発。自分は現役を辞めてから試合をすることはなくなったが、東日本大震災復興チャリティーの試合に出てくれと錦織選手に誘われたため、「膝の手術をしてトレーニングをして出た」と発言し会場を驚かせた。また、自分はウインブルドン大会でベスト8位。それでも錦織選手と比較されることに怒っている、と語り、

「僕はまぐれで1回入れたんだ。才能に関しては(錦織選手は)僕の師匠。教えたことはない。今回(錦織選手が)ベスト8に入ったとかではなく、NO.1のスタートだ。嬉しいですね」

などと謙虚な発言をして、指導者としての姿勢に喝采を浴びている。14年8月8日には日本テニス協会強化副本部長として各局の情報番組に登場し、決勝の先行きについて、

「ラオニッチという世界最速のサーブを打ち砕いた。ジョコビッチという世界一の守りも打ち砕いた。全てを持っている圭が決勝で戦えば負けることはない」

と熱く語っている。

   8日の夕方にようやく繋がった松岡さんの8日付けのブログには、こんなことが書かれている。

「チャンスをピンチに変えてしまう僕と違って、チャンスをチャンスにできるメンタルがある。いまがそのチャンスだ!(中略)明日も一緒に戦いましょう!圭なら大丈夫、圭ならできる、圭だからできる!」