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広瀬すずがカメラ目線で「全部、出たと?」 一平ちゃんCM「下ネタだ」という苦情でセリフ差し替えに?

   人気若手女優の広瀬すずさん(16)が出演している明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」の新テレビCMで、「セリフが差し替えられた!」とインターネット上でちょっとした騒ぎになっている。

   焼きそばに付属した「からしマヨネーズ」を楽しそうにかける広瀬さんの姿が印象的なCMなのだが、2015年3月9日のオンエア開始後、ネット上では一部セリフが「下ネタにしか聞こえない」と話題になっていたため、その余波ではないかとの見方が広がっている。

  • 新CMキャラクターに起用された広瀬すずさん
    新CMキャラクターに起用された広瀬すずさん
  • 新CMキャラクターに起用された広瀬すずさん

ネット上では「可愛すぎる!」「博多弁たまらん!」

   CMは青空が広がる海辺を舞台に、女子高生に扮する広瀬さんとの爽やかな「青春の一コマ」を描いたものだ。

   主人公が焼きそばにからしマヨネーズをかけようとすると、広瀬さんが手を伸ばして「マヨビーム、かけさせて?」と一言。唇を突き出し「ぶっちゅぅぅぅ~~~~~」と楽しそうに絞りながら、「LOVE」の文字を描く。かけ終わった広瀬さんはマヨネーズのパッケージを手に「全部、出たと?」とカメラ目線で語りかける。

   広瀬さんの無邪気な姿や表情が可愛らしく、オンエアが始まるとネット上では「可愛すぎる!」「博多弁たまらん!」などと反響を呼んだ。だが一方では、「全部、出たと?」のセリフにエロティックな意味合いを見出す人々も。

「俺のマヨビームは全部出たぜ!!」
「初めて聞いた時から 下ネタにしか聞こえない」
「広瀬すずに全部絞り出されたい」

といった具合で、「別の意味」でも注目を集めてしまった。

   そうした中、「全部、出たと?」のセリフが差し替えられたとして3月23日ごろからインターネット上で騒ぎになった。確かに現在放送されているテレビCMも、ホームページで公開されている動画も「全部、出たと?」が「好きな人、おると?」に変わっている。

   変化に気づいた人たちからは「苦情殺到したんやろなぁ」「16歳に言わせたってのがまずかったんやろなぁ」といった指摘が相次いだ。

明星食品「苦情もあるが、それが変更の理由ではない」

   J-CASTニュースが明星食品に取材したところ、経営企画部の担当者は「変更は当初のスケジュール通り行ったもの」だと答えた。

「CMはもともと2種類作っており、20日からは『好きな人、おると?』のバージョンを流しています。(『全部、出たと?』のバージョンに対しては)『不適切ではないか』といった意見もいくつか届いておりますが、それが変更の理由ではありません」(同担当者)

そうした苦情が来ることは「想定外」だったという。

   CMの描写やセリフが視聴者に「下ネタ」と受け止められることはよくあることだ。中には、今回のようにオンエアの途中で該当部分が別のものに切り替わったケースや、かなり短い放送期間で終了したケースもあり、さまざまな憶測を呼ぶことも少なくない。

   たとえば12年には、キリンビール「淡麗グリーンラベル」のCMでアイドルグループ「嵐」の大野智さんが「ヨガる!」と叫ぶシーンが「エロ」視点から話題になったが、途中から「みなぎる!」と叫ぶものに変更された。理由については、当時のJ-CASTニュースの取材に「グリーンラベルの爽快感、世界観を伝えるために、よりふさわしい表現にした」(キリンビール広報部)などと説明していた。

   また13年には、きのこメーカー「ホクト」のCMで俳優の要潤さん扮する「きのこの精」と女優の鈴木砂羽さん演じる人妻のやりとりが「卑猥だ」と注目を集めた。こちらは「週刊新潮」(13年11月7日発売号)によれば、「ストレートで下品」「子供に見せられない」といった苦情が同社に寄せられたため、1週間で打ち切りとなった。