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長嶋一茂さん勝訴 名誉毀損で週刊新潮に賠償命令 公益性を否定

   元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂さん(49)が、自身と家族との関係を書いた週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社に1100万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は2015年6月24日、名誉毀損やプライバシー侵害を認め、同社に165万円の支払いを命じる判決を言い渡した。朝日新聞などが伝えている。

   問題となったのは、13年5月16日号の記事。一茂さんが、父親の長嶋茂雄さん(79)の記念品を無断で売却したことなどをめぐり、家族内でトラブルになっている、という内容だった。

   判決では、「記事の重要部分は真実と認められる」としたが、「家族内の私的な問題にすぎない」と、記事の公益性を否定し、プライバシーの侵害に当たると判断した。

   報道によると、同社は「控訴を検討したい」と話している。