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京都の「ごみ屋敷」、行政代執行で強制撤去 6年にわたり市が指導するも解消されず

   住民が家の周囲にごみをため込む「ごみ屋敷」問題をめぐり、京都市は2015年11月13日、同市右京区の50代男性宅に溜まったごみを行政代執行によって強制撤去した。14年11月に施行された「ごみ屋敷条例」に基づく措置で、私有地に放置されたごみの強制撤去は全国初。

   男性は、自宅前の私道に高さ2メートルほどごみを積み上げていた。男性宅は木造2階建ての長屋型アパートで、他の住民が出入りする際、支障が出ていた。近隣の住民から通報を受けた市が09年から指導を続け、15年10月には条例に基づき撤去命令を出したものの、男性は「(ごみは)資料だ」と主張して応じなかった。

   11月13日10時、およそ20人の市職員が男性宅を訪れ、私道上に積まれた新聞や雑誌、衣類などを撤去した。